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Chapter 5:Windows 2000の名前解決 〜Active DirectoryとDNS〜

Windows 2000の名前解決 〜Active DirectoryとDNS〜

 前回までは,Windows NT 4.0の名前解決法とDNSの基礎知識について説明してきた。今回からは,いよいよWindows 2000の名前解決について説明してゆく。Windows 2000の新機能は数多いが,なかでもActive Directoryは,従来のWindows環境には存在しなかった画期的な機能である。以降,この連載中では,Active Directoryを使用するネットワークの話題をやや広い視野で取り扱ってゆく。

 具体的には,Active DirectoryでDNSがどのように使用されるのか,Dynamic DNSはどのような仕組みで稼動するのか,Windows 2000のDNSサーバーはどのように設定すればよいのか,などを説明する。また,既存のDNSサーバー(主にUnixのBINDであろう)を継続して利用する場合の設定方法,既存のDNSサーバーとWindows 2000のDNSサーバーとを連携させる場合の設定方法,Windows NTが存在する環境にWindows 2000を導入する場合の設定方法などについても触れてゆく。

 なお,ITmediaではディレクトリ一般の記事Active Directoryの記事も提供しているので,ディレクトリの概要やActive Directoryドメインの構築方法について知りたい場合は,適宜参照していただきたい。

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