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Chapter 8：Microsoft DNS 〜Windows 2000のみでの構成〜
Chapter 8...
Microsoft DNS
〜Windows 2000のみでの構成〜
前回までは，主に概念や技術について解説してきた。Windows NTでどのような名前解決方法が採用されており，それがどう変更されてゆくのか，なぜ変更されるのかを，理解していただけたものと思う。しかし，実際にどのように構成し，設定すればよいのかを理解していただくことはできなかったことだろう。そこで今回からは，実際にWindows 2000を使用し，どのようにネットワークを構成し，設定すればよいのかについて説明する。
すでにDNSの基礎知識やWindows 2000で採用されているDynamic DNSの概要については解説してきたが，まだ，Windows 2000に添付されているMicrosoft DNSに実装されている機能や特性を，すべて解説してきたわけではない。たとえば，DNSのゾーン情報をActive Directoryと統合させる方法や，使用可能なキャラクタセットの違いなど，言及していない部分もある。このような点については，Chapter 8とChapter 9を通じ，実際にネットワークを構成し，コンポーネントを設定する方法示しながら，解説してゆくことにする。Chapter 8では，Microsoft DNSの設定方法を中心に解説し，最も基本的なネットワーク構成である，イントラネットのみの構築例を示す。Chapter 9では，BINDとの相互運用や，ファイアウォールを使用している場合の設定方法などについて解説する予定である。
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