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Check point 2...
実稼働環境による検証

 最後に,Windows 2000 Professinalを実際にインストールしてみて筆者が気づいた点,注意しておきたい点などをいくつか紹介しておく。読者が実際にWindows 2000 Professionalを導入するときの指針となれば幸いである。

head1.gif 簡単になったインストール作業

 Windows 2000をインストールしてまず感心したのが,セットアッププログラムのユーザビリティが大幅に向上していることである。セットアップ手順は,Windows 98よりも洗練されたものになっており,初心者でもインストール作業はスムーズに進められるだろう。

 Windows 2000をインストールする形態としては,新しいハードディスクドライブやパーティションに対してクリーンインストールする場合と,すでにインストールされているWindows 95やWindows 98,Windows NT 4.0などに上書きしてアップグレードする場合の2種類が考えられる。マイクロソフトによれば,特に後者のアップグレードインストールで手順が大幅に簡略化されているという。Windows NT 4.0からのアップグレードであれば,Welcome画面,OSの使用許諾,NTFSの利用の有無,という3つの画面に対する操作のみでアップグレードが完了すると宣伝されている(実際試してみたが,確かにマウスで3回クリックするだけだった)。通常のクリーンインストール作業でも,従来と比較すれば雲泥の差といえるほど操作が簡略化されており,むしろユーザーが画面のまえで眺めて待つ時間のほうが気になるくらいである。

 なお,特にWindows NT 4.0とデュアルブートできるように構成する場合には,いくつかの検討事項が生じることに十分注意しなければならない。この検討事項はファイルシステムの項で述べたとおりなので,参照してもらいたい。

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