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» 2007年03月06日 12時00分 UPDATE

5分で絶対に分かる:5分で絶対に分かるオブジェクト指向 (3/6)

[河合 昭男((有)オブジェクトデザイン研究所),@IT]

2分 − 自律分散協調モデル

 次にオブジェクト指向で重要な考え方は、オブジェクト間の協調動作を表現する自律分散協調モデルあるいは相互作用モデルです。複数のオブジェクトが集まって1つの仕事をするという考え方です。個々のオブジェクトは責務を持ちます。責務−responsibilityとはresponse + abilityすなわち仕事の依頼(メッセージ)に応答する能力です。これは人間社会で考えると分かりやすいです。

 例えば、Xさんは開発チームのマネージャとして顧客のZさんから開発依頼を受けたとします。まずデザイナのBさんに設計を指示します。Bさんは設計書を作成し、Xさんに渡します。Xさんはその設計書をプログラマのCさんに渡してプログラミングを指示します。Cさんは完成したプログラムをXさんに渡します。Xさんはそれを顧客のZさんに渡します。

 このようにX、B、Cさんはそれぞれの責務を果たして協力して全体としてS/W開発という1つの仕事を完成します。このようにそれぞれ責務を持ったオブジェクトがメッセージのやりとりで協力して1つの仕事を果たすというモデルが自律分散協調モデル(相互作用モデル)です。

ALT 図2 自律分散協調モデル

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