再生可能エネルギーの拡大が続いている。背景として「固定価格買い取り制度(FIT)」の存在が大きい。
しかし、この制度がいつまで継続されるのかは不透明であり、発電事業者にとっては非常に悩ましい問題だ。
本対談では、これからの再生可能エネルギー市場や発電事業について語り合っていただく。
阿部 力也 氏 プロフィール
東京大学工学部 電子工学科学士課程卒業。九州大学工学博士号取得。東京大学総括プロジェクト機構「電力ネットワークイノベーション(デジタルグリッド)」総括寄付講座共同代表。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻特任教授。社会戦略投資学寄付講座担当(寄付元:アドバンテッジパートナーズ)非営利型一般社団法人デジタルグリッドコンソーシアム代表理事。専門は、電力工学、マイクログリッド、自然エネルギー、電力貯蔵など。
松本 真由美 氏 プロフィール
熊本県熊本市生まれ。上智大学外国語学部卒業。東京大学教養学部 附属教養教育高度化機構環境エネルギー科学特別部門 客員准教授。NPO法人・国際環境経済研究所(IEEI)理事。
専門は環境/科学技術コミュニケーションで、研究テーマは環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方。大学卒業後、テレビ朝日の報道番組のキャスター、レポーター、ディレクターとして取材活動を行い、その後、NHK BS1でワールドニュースキャスターとして「ワールドレポート」などの番組を6年間担当した。
現在は、東京大学教養学部での学生への教育活動と研究活動を行う一方、講演、シンポジウム、MC、執筆など幅広く活動する。