フォード、世界銀行などの名経営者を指導した"コーチング"の神様からのメッセージ

Marshall Goldsmith(マーシャル・ゴールドスミス)氏

米Ford Motorのアラン・ムラーリー社長をはじめ、Google、UBS、ゴールドマンサックス、クレディスイス、モトローラなど大企業でエグゼクティブ開発に携わったことで知られる。
1976年から大学で教鞭をとるかたわら、専門とする「360度フィードバック」の手法を駆使してリーダーシップ能力開発プログラムに従事。米国における「エグゼクティブコーチングの先導者」と呼ばれる。1993年にはウォールストリート・ジャーナル紙から「エグゼクティブ教育のトップ10人」に、2004年には全米経営者協会から「過去80年間、マネジメント分野で最も影響を与えた50人の偉大な思想家・リーダー」に選ばれた。また、ピーター・F・ドラッカー財団の役員を10年間務めるなど、多方面で活躍。

ミャンマー国家プロジェクトで学ぶ、グローバル市場で戦うための情報戦略とテクノロジー

株式会社大和総研 専務取締役 鈴木 孝一 氏
これまでとは次元の異なるグローバル化が進む中、日本企業はこれまでのビジネス戦略とIT戦略を根本から練り直す必要に迫られている。ミャンマー証券取引所設立の取り組みや、同国家プロジェクトを通じて学んだ、日本企業がグローバル市場で戦うための情報戦略について語っていただく。

世界首位へ、JTのグローバル戦略を支える情報システムとは?

日本たばこ産業株式会社 IT部
部長 引地 久之 氏
国内市場の成熟を受け、多くの日本企業が成長の牽引役を海外市場に求めてグローバル展開に取り組んでいるが、大半は期待外れの結果に終わっているのが実情だ。そんな中、JTは海外たばこ事業の利益が全体の半分以上を占め、同社の利益成長を牽引している。ビジネスを支えるITはどのような戦略なのか。同社の情報システム部門を統括する引地久之IT部長に話を聞いた。

プロフィール
1980年 日本ディジタルイクイップメント株式会社
1994年 コンパックコンピュータ株式会社 情報システム部
2002年 日本HP株式会社 情報システム本部長、Asia Pacific Global Support,Director
2008年 8月 日本たばこ産業株式会社
2009年 1月より現職

日経BP×ITmedia スペシャル
モバイル、ソーシャル、クラウド……最新テクノロジーの可能性と課題

日経BPイノベーションICT研究所所長 桔梗原 富夫 氏
アイティメディア エグゼクティブエディター 浅井 英二 氏
「モバイル」や「ソーシャル」の浸透は、日々、膨大な顧客の声を生み出しており、それらの「ビッグデータ」を上手く分析することができれば、競争優位を築くことができるといわれている。また、こうした新しい情報システムは、従来型のシステムとは異なる要件が求められており、「クラウド」の出番となる。日経BP社から桔梗原富夫イノベーションICT研究所所長をお招きし、企業がこれらのテクノロジーをビジネスの競争優位へと生かしていくときの課題や、その解決のための勘所をアイティメディアの浅井英二エグゼクティブエディターと議論する。

桔梗原 富夫 氏 プロフィール
SI会社を経て1987年、日経BP社に入社。一貫してICT分野を担当。「日経データプロ」「日経コンピュータ」「日経Windows NT」の記者・副編集長として、主に企業情報システムの動向やICTベンダーの経営戦略を取材・執筆。2001年「日経IT21」編集長、2003年「日経ソリューションビジネス」編集長、2006年「日経コンピュータ」編集長を歴任。2010年コンピュータ・ネットワーク局長に就任し、ICT関連事業を統括。2012年執行役員に就任、2013年1月より現職。

浅井 英二 氏 プロフィール
960年生まれ。Windows 3.0が米国で発表された1990年、大手書店系出版社を経てソフトバンクに入社、「PCWEEK日本版」の創刊に携わり、1996年に同誌編集長に就任する。2000年からはグループのオンラインメディア企業であるソフトバンク・ジーディネット(現在のアイティメディア)に移り、エンタープライズ分野の編集長を務める。2007年には経営層向けの情報共有コミュニティとして「ITmedia エグゼクティブ」を立ち上げ、編集長に就く。現在は企業向けIT分野のエグゼクティブプロデューサーを務める。

決して諦めない!仕事を楽しもう!
日本通運に聞く、ITインフラ標準化への道のりとプロジェクト成功への導き方

日本通運株式会社 常務理事 IT推進部長 野口 雄志 氏
2009年、プライベートクラウド化に向けてインフラの全面仮想化に乗り出した日本通運。本社だけでも500台のサーバ、2000本の業務アプリが絡み合っていたインフラを全面的に刷新した。同社がスパゲティ状態のインフラから今に至るまでには、どのような決断と苦労があったのか?効率的なインフラ運用に脱皮するためのエッセンスを伝える。
プロフィール
日本通運米州地域情報システム部長などを経て、2007年より現職、全社のITレベルとIT活用力を上げる為のIT戦略推進を担う。 “仕事を楽しく”がモットー。米国PMI認定PMP。1953年2月生まれの60歳。

TechTargetジャパン 特別座談会 ユーザー視点で滅多斬り!はっきりさせたい"安全なクラウド"の要件

株式会社 ISIDビジネスコンサルティング クラウドストラテジスト
加藤 章 氏

Cloud Architect atoll project主宰
川田 大輔 氏

株式会社ディアイティ セキュリティサービス事業部 副事業部長
東京電機大学 未来科学部 非常勤講師 河野 省二 氏
ここ数年で急速に浸透しつつあるパブリッククラウド。特にAmazon Web Services(AWS)やWindows AzureをはじめとしたIaaSは、国内外を問わず多数のサービスが提供され、多様なユーザー事例が出てきている。ただし、IaaSには多くのメリットがあるものの、依然としてセキュリティなどの不安は残る。このコンテンツでは、TechTargetジャパンの名物著者3人を招き、最新のIaaS導入状況、そして安全なIaaSを見極める視点などをユーザー目線で議論する。

加藤 章 氏 プロフィール
システム開発のPMやビジネスコンサルティング、事業企画などを経て、現在は戦略ITコンサルティングに従事。 パブリッククラウド活用に軸足を置き、各種調査、ビジネス開発、情報発信なども積極的に行っている。 TechTargetジャパンでは2010年6月から連載「企業向けシステムを構築するパブリッククラウド」を執筆中。

川田 大輔 氏 プロフィール
外資系ITベンダー数社を経てITベンチャー創業に参画し取締役CTOを務めた後、コンテンツ事業会社に移り技術戦略を担当。 事業開発、技術開発および技術投資業務を経験。2009年より電気通信事業者(旧区分一種)に勤務し、 SOAに対応しNIST定義準拠したOSSクラウドアーキテクチャ開発に取り組み、2011年5月に技術公開。 他に個人としてガバナンス観点からクラウドアーキテクチャを整理しメトリクス整備を目指す「atoll project」を主宰。

河野 省二 氏 プロフィール
滋賀大学経済学部会計学科を中退後、フリーのデザイナー、プログラマー、コンサルタントを経て、ディアイティ入社。 コンサルティング部門を立ち上げ。経済産業省の情報セキュリティ監査研究会、セキュリティガバナンス研究会、クラウドセキュリティ研究会などの委員を務め、政策策定に貢献。 現在はSC27委員会にてクラウドセキュリティのISOを策定中。

@IT筆者陣、本音のセキュリティトーク「2013年上半期を振り返る」

NTTデータ先端技術株式会社
辻 伸弘 氏

株式会社インターネットイニシアティブ セキュリティ情報統括室
根岸 征史 氏

株式会社ラック JSOC チーフエバンジェリスト
川口 洋 氏
攻撃者や攻撃手法の動向を追い、企業におけるセキュリティ対策の実態を熟知した@ITの人気連載執筆者の3人が、2013年上半期に起こったさまざまなセキュリティ事件を振り返り、その影響と根本的な対策を本音で語り合う。

辻 伸弘 氏 プロフィール
セキュリティエンジニアとして、主にペネトレーション検査などに従事している。民間企業、官公庁問わず多くの検査実績を持つ。自宅では、趣味としてのハニーポットの運用、IDSによる監視などを行っている。

根岸 征史 氏 プロフィール
株式会社アイアイジェイテクノロジーにおいて、セキュリティサービスの責任者として、セキュリティ診断などこれまで数多くの案件に従事。現在は株式会社インターネットイニシアティブのCSIRTチームに所属し、おもにセキュリティ情報の収集、分析にあたっている。

川口 洋 氏 プロフィール
ラック入社後、IDSやファイアウォールなどの運用・管理業務をへて、セキュリティアナリストとして、JSOC監視サービスに従事し、日々セキュリティインシデントに対応。アナリストリーダとして、セキュリティイベントの分析とともに、IDS/IPSに適用するJSOCオリジナルシグネチャ(JSIG)の作成、チューニングを実施し、監視サービスの技術面のコントロールを行う。
現在、JSOCチーフエバンジェリストとしてJSOC全体の技術面をコントロールし、監視報告会、セミナー講師など対外的な活動も行う。また、YouTubeのlaccotvにて、「川口洋のつぶやき」に出演中。

企業視点で考えるサイバー攻撃の実情と対策 〜冷戦時代の教訓に学ぶ〜

株式会社ラック理事
サイバーセキュリティ研究所 所長
工学博士 伊東 寛 氏
標的型攻撃や脆弱性を突いたWebサイトへの不正侵入など、企業を取り巻くセキュリティ情勢はますます悪化し、もはや「戦争」の様相を呈している。また現実問題として、何らかの国家主体が関与したと見られるサイバー攻撃が、一民間企業を狙う事態も報道されている。こうした状況下で企業が今取るべき現実的な対策とは何か――ラックの伊東寛氏がこうした疑問を解き明かす。

プロフィール
1955年10月15日 京都府 生まれ。
1980年3月 慶応義塾大学大学院(修士課程)終了。
1980年4月 陸上自衛隊入隊。
2007年4月 株式会社シマンテック総合研究所主席アナリスト。
2010年6月 旧ラック入社 特別研究員
2012年4月 当社 執行役員
2013年4月 現職

陸上自衛隊入隊後、技術及び情報系の指揮官・幕僚などを歴任。最後の補職は陸自初のサイバー戦部隊であるシステム防護隊の初代隊長。
サイバー戦争の第一人者として、官庁、大学、その他公益法人、企業、各種イベントやセミナーなどでの講演や新聞・雑誌などへの寄稿、テレビやラジオなどでコメントなど多数実施。

慶応大学非常勤講師
航空自衛隊幹部学校部外講師
防衛省防衛研究所部外講師
日本情報セキュリティマネジメント学会理事
情報セキュリティEXPO専門委員

書籍:『「第5の戦場」サイバー戦争の脅威』詳伝社

Facebook「グラフ検索」の上手な利用方法について

明治大学ビジネス情報倫理研究所 客員研究 員
守屋 英一 氏
SNSが人々の間で急速に広まり、マーケティングへの活用や社員のSNS利用も増える一方で、なりすましやプライバシー保護などに取り組む必要も出て来ている。今回は8月から利用が開始されたFacebookの「グラフ検索」の利用方法と、プライバシー保護の手順について解説する。
プロフィール
2001年よりインターネットセキュリティシステムズ(ISS)に入社。セキュリティオペレーションセンターを経て、2011年、経営品質・情報セキュリティ推進室に異動。社内の不正アクセス事件およびISMS内部監査を担当。社外活動として、不正アクセス防止対策に関する官民意見集約委員会 「実態把握WG」、NPO日本ネットワークセキュリティ協会「SNSセキュリティWG」等の各構成員および、シーサート協議会運営委員を務める。2012年度JNSA表彰個人の部を受賞。
自己紹介ページ:http://prezi.com/78zza_iznkq5/presentation/

右脳と左脳の融合――マーケティング戦略立案におけるサイエンス的アプローチ 〜理想のマーケティング組織、そしてデータ・サイエンティストの役割とは?〜

オグルヴィ・アンド・メイザー・グループ
ダイレクトマーケティング部門「オグルヴィ・ワン」
マネージング・ディレクター  ディミトリ・マークス 氏

オグルヴィ・ワン・ジャパン株式会社 代表取締役
ネオ・アット・オグルヴィ株式会社
代表取締役 馬渕 邦美 氏

ディミトリ・マークス 氏 プロフィール
「データ・サイエンティストに学ぶ『分析力』 ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ」著者。 オグルヴィ・ワン・ニューヨークのマネージング・ディレクター、オグルヴィ・ワン・ワールドワイドのボードメンバーを務める。
1998年にブリュッセルのオグルヴィに入社し、アナリティクス領域をリード。
2001年にロンドン・オフィスに移り、インターナショナル・コンサルティングの主導者として、 インターナショナル・クライアントへのコンサルタント・サービス開発を指揮。 同時に、グローバル・データ&分析のヘッドとしても活躍。
2004年にはサンフランシスコに移り、サンノゼのシスコ本社にてアドバンスト・アナリティクス・デパートメントの展開を担当。 シリコンバレーでしばらく過ごした後、ニューヨーク・オフィスに戻りオグルヴィのマーケティング・ストラテジー、CRM、アナリティクスを 担当するストラテジー・チームをリード。
2011年にニューヨークにてオグルヴィ・ワンのマネージメントの責務を負う。

馬渕 邦美 氏 プロフィール
Sapient inc(US)勤務後に、1998年日本でインタラクティブ・エージェンシー、株式会社DOEを設立、代表取締役社長に就任。
2005年、UKのデジタル・メディアエージェンシーProfeo incとDOE社のジョイントベンチャーである株式会社Proferoを設立。代表取締役社長に就任。
インタラクティブ・マーケティング業界で12年に及ぶトップ・マネージメントを経験し、2009年にオムニコム・ グループであるTribal DDB Tokyo ジェネラル・マネージャーに就任。日本における事業の立ち上げを成功させる。
2012年、オグルヴィ・ワン・ジャパン株式会社、ネオ・アット・オグルヴィ株式会社の代表取締役に就任。 オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン・グループのデジタルビジネスを牽引している。
「データ・サイエンティストに学ぶ『分析力』 ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ」(日経BP社)監修者。

ファンを虜にするパ・リーグのマーケティング戦略

パシフィックリーグマーケティング株式会社 執行役員
マーケティング室長 根岸 友喜 氏
パ・リーグ各球団の地域密着やリーグ全体の振興への積極的取り組みを理念に掲げて2007年に設立したパシフィックリーグマーケティング。「プロ野球 各球団の収益構造」「ファン数の推移・変化」、「パ・リーグの各球団の取り組み」などプロ野球ビジネス&マーケティングの実態を根岸友喜執行役員に聞く。

プロフィール
1976年生まれ。成蹊大学卒業後、旅行代理店のJTBと医療メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンを経て、2007年より楽天野球団に入社。
楽天イーグルスの事業企画や広報の責任者として、主にスタジアムの集客に関わる企画立案および実行とマスメディアやWEBのプロモーションに携わる。
2013年1月からの現職では、パ・リーグ全体のマーケティングとIT戦略を担当。

ネットの行動をリアルにつなぐ! ソフトバンクの考えるO2Oの今と未来

ソフトバンクテレコム株式会社
O2O戦略企画室 室長 藤平 大輔 氏
スマートフォンやインターネットの普及、それに伴う情報伝達手段の多様化によって、消費者行動が大きく変化している。そのような中、オンラインとオフラインの行動を結び付けるO2Oがマーケティングの世界で注目を集めている。ヤフーと共同で取り組む「ウルトラ集客」などいち早くO2Oサービスを提供するソフトバンクテレコムの藤平大輔氏に、O2Oが注目を集めるその背景や、ソフトバンクグループの取り組み、先進事例、O2Oビジネスの今後について語っていただく。

プロフィール
1995年 明治大学政治経済学部卒。神奈川県出身(42歳 2013年8月21日現在)。ソニー株式会社を経て、2004年にソフトバンク株式会社に入社。ソフトバンクホークスの立ち上げに参加しITシステム本部長を務め、プロ野球のインターネットライブ中継や、パシフィックリーグマーケティング株式会社の設立など様々な新規事業の立ち上げを行い、2008年にソフトバンクギフト株式会社を設立し取締役に就任。その後、ソフトバンクテレコム、ヤフーの事業にも携わり、2012年から現職。

日本発の民間宇宙開発とクラウドファンディング

株式会社ispace 代表取締役
袴田 武史 氏
Googleによる国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」に日本から唯一参加するチーム「ハクト」。民間宇宙開発の抱える課題と乗り越え方、資金調達について語っていただく。また、資金調達にクラウドファンディングを選んだ理由やその利点、問題点についてもお聞きする。
プロフィール
1979年生まれ、システムデザイナー。2006年、Georgia Institute of Technologyにて修士号 (Aerospace Engineering)取得。 専門は、次世代航空宇宙システムの概念設計手法。現在は月を舞台とした国際宇宙開発レースGoogle Lunar XPRIZEに、 日本から唯一参加しているチーム「ハクト」のチームリーダーとして、 2015年末までのロボットによる月面探査を目指し活動をしている。

ソチ五輪を目指す「下町ボブスレー」の挑戦 〜町工場が目指す世界の頂〜

「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト推進委員会委員長
株式会社マテリアル 代表取締役 細貝 淳一 氏
「氷上のF1」とも呼ばれるボブスレー。レースの迫力だけでなく、そのソリの開発にはF1レーシングカーと同等の技術力が必要になるとされ、イタリア代表はフェラーリ、ドイツ代表はBMW、米国代表はNASA(米航空宇宙局)がソリの開発を支援している。そんなソリを開発しソチ五輪で世界の頂点を目指す人々がいる。東京都大田区の町工場で結成された「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクトだ。「なぜ日本の町工場がボブスレーで世界の頂点を目指すのか」「『下町ボブスレー』の先には何が見えているのか」。委員長を務める細貝氏に語っていただく。
プロフィール
アルミ切削加工のマテリアル代表取締役で、「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト推進委員会委員長。大田区産業振興協会からの提案に乗り、立ち上げから「下町ボブスレー」にかかわる。2012年1月に「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクトを発足。32社が参加した1号機は、2012年12月の全日本選手権で本格レースの初陣を飾り、女子2人乗りで優勝。2013年3月のアメリカズカップで海外デビューも果たしている。

ジェームズ ダイソン氏から日本のモノづくりへのメッセージ
〜イノベーションはどこから生まれるのか〜

ダイソン・リミテッド (Dyson Limited) チーフエンジニア
James Dyson(ジェームズ ダイソン)氏
2012年のEXPOで一番人気の講演が再配信決定!日本のモノづくりに影響を受け、ソニーやホンダに刺激されたと語るジェームズ・ダイソン氏に、いまの日本の製造業に関してのインタビューにお応えいただいた。グローバル競争が激化するなか、「日本のモノづくり」の開発力・競争力が厳しく問われている。再びイノベイティブな製品開発をするために必要な要素はどこにあるのだろうか。

※動画でご紹介している製品は2012年9月時点のものです。現在は、最新のダイソン デジタルモーターを搭載した新しいコードレス掃除機「DC62 モーターヘッド」が発表されています。今回のEXPOでも来場者プレゼントの対象になっております。詳細はEXPO会場内にてご確認ください。
プロフィール
1947年 英国ノーフォーク生まれ。王立美術大学(Royal College of Art)にてインダストリアルデザインとエンジニアリングを学ぶ。在学中に高速の上陸用舟艇シートラックを開発。その後、革命的な園芸作業用器具ボールバローの発明を経て、吸引力が衰えず紙パックを使用しない画期的なデュアルサイクロンテクノロジーの開発に従事。1986年に同テクノロジーを搭載した世界初の掃除機「G-Force」を開発。1993年、英国ダイソン社を設立。初号機DC01を発売し、わずか1年半で英国のベストセラー掃除機となる。2009年にはエアマルチプライアーを発表。現在、世界50カ国で製品展開。

2つの設計ベンチャー企業での3Dプリンタ活用対談

ユカイ工学株式会社 デザインディレクター
小島 拓也 氏
有限会社スワニー 代表取締役
橋爪 良博 氏

「伊那の若手設計集団」スワニーを率いる経営者の橋爪氏と、「ユカイなモノづくりを目指すロボティクス企業」ユカイ工学のデザイナー小島氏による対談が実現!ベンチャー企業で製品開発に携わる2人は、設計業務で3Dプリンタをどう活用しているのだろうか。「3Dプリンタと新人エンジニア教育」「3Dプリンタと射出成型の使い分け」「3Dプリンタ導入や活用で気をつけたいこと」など、現場での具体的な課題と解決策について語っていただく。

製造ITが支える車両デザイン、日本のクルマはカッコよくなるのか?

自動車ジャーナリスト
今井 優杏 氏
関ものづくり研究所 代表
関 伸一 氏
自動車を設計する上で、CADやCAE、PLMといった製造ITは欠かせないものになっている。それは、車両内部の機械的な構造だけでなく、“クルマのカッコよさ”の判断基準となる車両外観についても同じだ。本対談では、MONOistの連載でおなじみの関ものづくり研究所の関氏と、自動車ジャーナリストの今井氏に、「過去の名車や最近の新型車のカッコよさ」、「車両デザインにおける製造ITの役割」、そして「日本の自動車メーカーのクルマは果たしてカッコよくなるのか?」といったテーマで語り合っていただく。

今井 優杏氏 プロフィール
レースクイーン、広告代理店勤務を経て自動車ジャーナリストに転向し、Webメディア、自動車専門誌に寄稿。そのかたわら、モータースポーツMCとしての肩書も持ち、サーキットや各種レース、自動車イベントなどでMCも務め、日本全国を飛び回る日々を送っている放浪系女子。自動二輪と自転車、両方の意味でのバイク好きでもある。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員、2013〜2014日本カーオブザイヤー選考委員。

関 伸一氏 プロフィール
専門である機械工学および統計学を基盤として、品質向上を切り口に現場の改善を中心とした業務に携わる。ローランド ディー. ジー. では、改善業務の集大成として考案した「デジタル屋台生産システム」で、大型インクジェットプリンタなど大規模アセンブリの完全一人完結セル生産を実現し、品質/生産性/作業者のモチベーション向上など大きな効果を生んだ。現在、関ものづくり研究所代表として現場改善のコンサルティングに従事する傍ら、各地の中小企業向けセミナー講師としても活躍。静岡大学工学部客員教授として教鞭をにぎる。

Arduinoによるフィジカルコンピューティング
〜オープンソースハードウェアと製品開発の未来〜

Arduino共同創設者
Massimo Banzi(マッシモ・バンジ) 氏

ナビゲーター
株式会社鳥人間 代表取締役 久川 真吾 氏
Arduinoは、2005年にイタリアで発足したプロジェクトから誕生した。電子工作やプログラミング経験がないアート系の学生向け教材から発展したため、できるだけ簡単にモノづくりを体験できるよう工夫されている。これがMAKERムーブメントとも相まって、世界中に"開発者"を生み出している。
今回、そのArduinoの創設者であるMassimo Banzi(マッシモ・バンジ)氏から、そうしたオープンソースハードウェアの現状と、これからの製品開発についてのメッセージをお届けする。
また、特別ナビゲーターとして株式会社鳥人間の久川氏にもご登場いただき、Arduinoによる具体的な開発事例についてお伺いする。

Massimo Banzi 氏 プロフィール
The co-founder of the Arduino project. He is an Interaction Designer, Educator and Open Source Hardware advocate. He has worked as a consultant for clients such as: Prada, Artemide, Persol, Whirlpool, V&A Museum and Adidas.
久川 真吾 氏 プロフィール
モバイルWeb企業から2008年に独立。スマートフォン向け人工衛星観察支援ARアプリ開発などの傍ら、2009年よりフィジカルコンピューティング系作品をMakeに出展。2012年から自社ハードウェアを販売開始。

いま復活を期す日の丸半導体
〜スマート社会にイノベーションをもたらす日の丸半導体技術とは〜

株式会社東芝 常任顧問
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)半導体部会(JSIA) 部会長
齋藤 昇三 氏

現在、日本の半導体産業が置かれている立場などの分析などを交えつつ、これから復活に向けて、日本の半導体産業界/JSIA、個々の国内半導体メーカーが取り組まなければならないこととは何か。そして、世界的なトレンドである「スマート社会」で必要な技術等を挙げながら、スマート社会時代の日本半導体産業の可能性とは何か。また、日本の半導体メーカーの事例として、東芝セミコンダクター&ストレージ社の事業戦略なども合わせて語っていただく。

プロフィール
1973 年 4 月 株式会社 東芝 入社。
1973 年 8 月 東芝総合研究所配属、メモリの研究開発に従事。
1979 年 東芝半導体事業部の半導体技術研究所に異動、DARMの開発に従事。
2002 年 4 月 セミコンダクター社メモリ技師長に就任。
2004 年 5 月 セミコンダクター社メモリ事業部長に就任。
2006 年 4 月 セミコンダクター社副社長に就任。
2006 年 6 月 株式会社東芝執行役常務に就任、メモリ事業部長を兼務する。
2007 年 6 月 執行役上席常務、セミコンダクター社社長に就任。
2010 年 6 月 執行役専務就任。電子デバイスグループCEOを担当。
2012 年 6 月 代表執行役副社長に就任。
2012 年 7 月 JEITA半導体部会長に就任。
2013 年 6 月 常任顧問に就任。

起こせエネルギー革命!神奈川県が進めるスマートエネルギー構想

神奈川県知事 黒岩 祐治 氏
「創エネ」「省エネ」「蓄エネ」を総合的に推進する「かながわスマートエネルギー構想」のもと、新しい施策を次々と繰り出しエネルギー改革に取り組む神奈川県。その中心人物として走り続ける黒岩祐治神奈川県知事に、太陽光発電の拡大を目的とした「屋根貸し」の推進や、県有施設に7万本のLED照明を無料で導入した事例、次のエネルギー革命の主役として期待している「水素エネルギー」など、これまでの先進的な取り組みと今後の豊富について語っていただく。
プロフィール
「新報道2001」などを中心に、キャスターを21年に渡り務める。自ら手がけた救急医療キャンペーンが救急救命士誕生に結びつく。2011年より神奈川県知事。「いのち輝くマグネット神奈川」の実現に取り組んでいる。

15分でわかる太陽光発電事業のいま

東京大学 教養学部 附属教養教育高度化機構
環境エネルギー科学特別部門 客員准教授
松本 真由美 氏
日本でも再生可能エネルギー全量買取制度が2012年7月1日からスタートし、再生可能エネルギーが注目されている。中でも太陽光発電が再生エネルギー市場におけるけん引役となり、新規参入の事業者が急増している。太陽光発電事業の現況、そして発電事業者へのヒアリングから見えてきた、事業成功のポイントや課題について、事例も交えながら、15分でわかる太陽光発電事業のいまを伝える。
プロフィール
熊本県熊本市生まれ。上智大学外国語学部卒業。東京大学教養学部 附属教養教育高度化機構環境エネルギー科学特別部門 客員准教授。NPO法人・国際環境経済研究所(IEEI)理事。専門は、環境/科学技術コミュニケーションで、研究テーマは、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方。大学卒業後、テレビ朝日の報道番組のキャスター、レポーター、ディレクターとして取材活動を行い、その後、NHK BS1でワールドニュースキャスターとして「ワールドレポート」などの番組を6年間担当した。現在は、東京大学教養学部での学生への教育活動と研究活動を行う一方、講演、シンポジウム、MC、執筆など幅広く活動する。

日本の経済動向とイノベーション

一橋大学イノベーション研究センター教授/プレトリア大学GIBS日本研究センター所長
米倉 誠一郎 氏
1953年東京生まれ。一橋大学社会学部、経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学歴史学博士号取得(Ph.D.)。
95年一橋大学商学部産業経営研究所教授、97年より同大学イノベーション研究センター教授。現在、プレトリア大学GIBS日本研究センター所長、季刊誌『一橋ビジネスレビュー』編集委員長を兼務。アカデミーヒルズ「日本元気塾」塾長として社会人教育にも尽力。イノベーションを核とした企業の経営戦略と発展プロセス、組織の史的研究を専門とし、多くの経営者から熱い支持を受けている。
著書は、『創発的破壊 未来をつくるイノベーション』(ミシマ社)、『脱カリスマ時代のリーダー論』(NTT出版)、『経営革命の構造』(岩波新書)等多数。

IT投資の動向とITを活用した成長戦略のあり方

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授
中村 伊知哉 氏
1961年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。 1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を政府で最初に担当するが、橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998年 MITメディアラボ客員教授。 2002年 スタンフォード日本センター研究所長。
2006年より慶應義塾大学教授。内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会会長、文化審議会著作権分科会専門委員などの委員を務める。社団法人融合研究所所長、デジタルサイネージコンソーシアム理事長、デジタル教科書教材協議会事務局長、NPO「CANVAS」副理事長、社団法人ソーシャルゲーム協会事務局長、ミクシィ社外取締役などを兼務。

著書に『中村伊知哉の新世紀ITビジネス進化論』(ディスカバリートゥエンティワン)、『デジタル教科書革命』(ソフトバンククリエティブ、共著)『デジタルサイネージ戦略〜電子看板最前線〜』(アスキー・メディアワークス、共著)、『日本のポップパワー』(日本経済新聞社、編著)、『インターネット、自由を我等に』(アスキー出版局)など。