NTTのフレッツシリーズの利用者が急増している。前回0.2%だったフレッツ・ADSLは今回9.2%にまで増加。フレッツ・ISDNも16.3%から18.5%へと増加し、テレホーダイを抜いてしまった。また、フレッツの普及は、6.7ポイントも減ったテレホーダイユーザーを奪っているようだ。
ただ、フレッツ・ISDN単体では、1位はゲットしたものの前回に比べ2.2ポイントしか伸びていない。提供エリアの拡大を考えるともう少し伸びてもいいはずだが、多くのユーザーがフレッツ・ADSLに流れたのだろう。
U-net SURFが2000円という高めの料金をものともせず、92.6%で堂々の1位。2位のASAHIネットは、450円で使える安さはもちろん、誌面には未掲載だが通信品質への満足でも11位・23.8%を獲得しており、安さと品質を両立しているようだ。フレッツ・ISDN対応プロバイダには無料プロバイダや月額300円前後といった激安サービスもあるが上位にはランクインしておらず、ユーザーが満足度を判断するポイントは値段だけではないようだ。
5位のWAKWAKは、ダイヤルアップ接続よりも、フレッツシリーズをメインにしたプロバイダ。運営は法人向け専用線で定評あるNTT-MEだ。月額800円で使い放題という安さと、50Mバイトの大容量ホームページ、「あしたのジョー」などのアニメ作品が無料で見られるコンテンツが総合的に評価された。
フレッツ・ISDNでは、3ページの利用者数ランキングとほぼ同じ結果が出たようだ。ただし、3位のASAHIネットは利用者数では10位、5位のぷららは同じく7位だ。どちらも、ユーザー全体のうちフレッツシリーズを使っている人の比率が高いわけだ。それもそのはず。ASAHIネットは月額450円、ぷららは月額800円(アンケート時。12月より700円に値下げ)という安さなのだ。値段だけで選ぶと後悔するが、やはり選択の重要ポイントなのだ。