真相をクローズアップ!!　　　 パソコン“超定番”の噂話

　電源ケーブルをずっと差し込んだままで使う電気製品というのは数多い。デスクトップ型のパソコンもそのうちの1つだが、こうした機器の電源ケーブルのプラグ部分とコンセントの間には、時間の経過とともにホコリがたまりやすい。このホコリが電源プラグとコンセントの間を埋め尽くすようにたまり、さらにこれが微量の湿気を含むと、ついには二極間で放電が発生する。この放電が繰り返されると発熱、ついには発火に至る。この火が万が一にでも、壁に燃え移ったりすれば火災に発展するわけだ。こうした現象は「トラッキング現象」と呼ばれ、保険会社の調査によれば、全火災の4％近くの原因がこの現象だと思われる、とのことだ。

• トラッキング現象に注意
  アール･テクノ･サービス
  www2.nagasakinet.ne.jp/a-tecno
  このサイトにある「消防情報」コーナーで、電源プラグのトラッキング現象がわかりやすく図解されている

　デフラグは、デフラグメンテーション（defragmentation）の略語だ。パソコンでソフトをインストールしたり、ファイルを読み書きすると、見た目ではわからないが、ハードディスクの中身が次第に散らかってしまう。そこでデフラグという作業をしてやると、ハードディスク内に散らかったデータを整理できる。理論上は、効率よくデータを連続して読み書きできるようになり、その結果、ファイルのアクセス速度が向上したり、ソフトの起動が速くなる、といわれている。デフラグの効果は果たして本当にあるのだろうか。

• デフラグについて
  【利用法】Windowsの「スタート」ボタンa「プログラム」a「アクセサリ」a「システムツール」a「デフラグ」を選ぶ
  【注意点】デフラグは30分以上かかることもある。また、エラーの原因になるので、事前にスクリーンセーバーを解除したり、ほかのソフトを終了しておこう

インターネット・ウワサの検証　4/7