ネット懸賞サイトといえばココ! Chance It! www.chance-it.com 老舗であり、圧倒的な利用者数を抱える、名実ともにナンバーワンのネット懸賞サイト。高い信頼度に支えられる、豊富で新鮮な懸賞情報が最大の売り物。欲しいプレゼントから懸賞を検索できるのもうれしい
無料メールに福引券が付いてくる! ふくびき.com www.fukubiki.com わずかな得票差で今回は2位に甘んじる結果となった「ふくびき.com」。2001年5月にスタートしたばかりの新興サイトである。Chance It!が能動的に懸賞情報を探して応募したい人に便利なのに対して、ふくびき.comはどちらかというと受動的な人向け。登録した趣味や嗜好に応じて、「福引券」付きの無料メールが適宜届き、券に記載されたURLで「がらガラくじ」を引く。その場で当落がすぐにわかるのがウケている
登録すると懸賞応募が簡単になる! MyID www.myid.ne.jp 懸賞に応募する際に必要となる氏名や住所などの個人情報を、あらかじめ登録することのできる懸賞サイト。MyIDに掲載されている懸賞になら、その登録情報を使って簡単に応募できるようになる。数多くの懸賞に応募する人にとってはとても便利なサービスだ。いまでは珍しくないこうした会員登録サービスだが、先駆けはこのMyIDである。それだけに人気も高く、今回も堂々3位に食い込んだ
3年連続1位と独走しているかのようなChance It!だが、懸賞サイトの増加や大手の参入などで、少なからず危機感があったようだ。懸賞サイトの代名詞のような存在であるだけに、ライバルの格好の目標となっていたからだ。とくに今回は新興サイトのふくびき.comが僅差に迫ったものの、3年連続カテゴリ賞の地位を守ったことは高く評価される。「連絡を受けたとき、期せずして社内で拍手が起こりました。われわれがこだわりを持って続けてきたChance It!が多くの人に支持されたことは誇りに思っていますし、社員一同素直に喜んでいます」(辻氏)というのは、まさに本音だろう。
Chance It!の“こだわり”とは、「信頼できる」情報を「より多く」、そして「より早く」利用者に提供するというごくごく基本的なものだ。毎日寄せられる膨大な懸賞情報を1つひとつチェックしたうえで、その日のうちに掲載する。「多い日には300件以上の懸賞情報が寄せられます。スタッフが必ず実際に応募し、信頼できるかどうかチェックしています」(カスタマーサポートの浦添賀容子氏)。こうした地道な作業の積み重ねが、多くの人を引きつける理由なのだ。
12月頭に携帯電話3キャリアへ対応、2002年早々には「My ChanceIt!」という簡単応募機能も開始予定だ。「ユーザーの皆さんの意見を取り入れながら日々改良を加えて、進化し続けていきます」(辻氏)
懸賞情報系のサイトに求められる基本は「情報量の多さ」「正確さ」「利用しやすさ」です。1位のChance It!は、やはりこれらの基本がしっかりと押さえられているのが人気の理由でしょう。更新も毎日されており、とくに新しい試みがあるわけではないが、定番サイトとして安心感があります。すでに地位を確立している感があります。
2位のふくびき.comは、メールの文末に「福引券」が付いてくるというこれまでなかったサービス。懸賞の当落にかかわらず、日々のちょっとした楽しみを提供できている点が支持を集めたのではないでしょうか。
Yahoo!懸賞は注目株ですね。Yahoo!はこれまで懸賞情報はあまり充実していなかったのですが、専門コンテンツとして立ち上がって非常に使いやすくなりました。独自性のある分類、他サイトに掲載されていない情報の多さなど、工夫や努力の跡が感じられます。
今後は、単に情報を提供&利用するという関係だけでなく、サイトが出発点となって「人と人」あるいは「人と企業」をつなげるような工夫があってもよいと思います。