クレジットカードをネットショッピングなどで活用している人は多いと思うが、実はもっと便利でお得に使う方法がある。そんな使い方のポイントを、「クレジットカードFAQ」というサイトの作者、兼松正典さんが紹介する。
クレジットカードを支払いのためだけに使うのではもったいない。カード会社のサイトにあるネット会員向けのページにログインすれば、請求書が郵送で届く前にサイト上で明細をチェック、利用額に応じて得たポイントをオンラインで商品と交換など、いろいろな面で便利になる。またネット会員になれば、キャンペーンでプレゼントがもらえたり、年会費の減額が受けられることもある。
■キャンペーンに注目 三井住友VISAカードは3年前からネット会員向けサービスを始めているが、現在のように各社横並びで利用できるようになったのは最近のこと。そうした背景もあり、各社ともネット会員を増やすべく、キャンペーンを行うことがよくある。たとえばアメリカン・エキスプレス・カードでは、ギフトクーポン1万円分やオリジナル携帯ストラップなどの賞品が毎月150名に当たる。また、ジャックスカードでは、毎月50名に抽選で5000円分の「Jデポ」(ショッピング割引のこと)が当たる。
■利用明細の照会で特典が! ネット会員のページで最も利用されているのが、利用明細の照会サービス。とくに充実しているのはUCカードで、過去1年分の利用明細も閲覧できる。また明細書の送付を、郵送からメールやサイト上での閲覧に切り替えると、特典が受けられるカードがある。たとえばJCBは毎月100名に自動抽選で1000ポイントが当たる。イオンカードでは、毎月の請求書が封書からハガキに変わり、請求のある月はポイントが5ポイントプラスされる。ライフカードは、請求のある月は10ポイント加算され、三井住友VISAカードでは年会費が最大1050円減額される(一般会員カードは525円減額。年間6回以上の引き落としがある場合のみ)。
■ポイントが気軽に利用できる 通常、毎月郵送されてくる明細書を見たり電話で問い合わせなければ、現在貯まっている自分のポイント数や交換可能な商品がわからない。しかもポイント交換を郵送で申し込むのは、面倒なもの。そこで会員専用ページを使えば、ポイントの照会や交換がいつでも可能となる。《セゾン》カードは、ポイントが無期限で貯まり、190アイテムもの商品が選べる。秋には、インターネット限定のすてきな商品が登場するとのことだ。
■支払いの方法を変更できる わざわざカード会社に電話しなくても、サイト上で1回払いからリボ払いや分割払いに変更できる。ライフカードの場合、あらかじめサイト上で設定しておけば、今後の利用分すべてを自動的にリボ払いに変えられる。お店で「1回払いで」と言っても、毎月の支払いはすべてリボ払いになるので、連れの人に見栄を張れると同時に、月々の支払いの負担も軽くできるというわけだ。JCBや三井住友VISAカード、《セゾン》カードでも同様に、利用分ごと、次回請求分、または今後の利用分すべてをリボ払いに変更できる。