僕がスポーツ系サイトに求めるのは、ビジュアル的なかっこよさというよりもやっぱり情報量。それからもう一点は試合の速報性です。そういった意味で、Yahoo!スポーツやnikkansports.com、Jリーグ公式サイト、Number Webなんかはよく見ます。
原稿を書くときなど調べ物をするためにネットを見ることもあるんですけど、選手の過去のインタビュー記事を見つけたりするとどうしても読んじゃいますよね。あぁ、このときはこんなこと考えてたんだぁ、って思うじゃないですか。だから最新の情報はもちろんなんですが、過去の情報が見られるサイトの方が僕は好きです。
2002年はワールドカップがあったのでサッカー関連のサイトが増えたなぁっていう印象が強いですね。実際にサッカー日本代表系のサイトはランクアップしているようですし。全体的な傾向で言うと、やっぱりまだまだ総合系サイトが上位を占めているのかなとは思いますね。僕なんかが思うのは、サッカー選手のサイトなどはランキングされてますけど、もうちょっとほかのスポーツ分野の選手個人のサイトっていうのがランクインしてくるとおもしろいのになって思うんですよ。だってプロ野球選手のサイトが1つもないでしょ。なんでかなぁって思うんですよね(笑)。
あともう1つ感じるのは、サッカーを含め、全体的にいまはまだほとんどがオフィシャルサイトじゃないですか。それももちろんいいんですが、ファンの人が作ったものが本当におもしろくて、それが上位にランクインするともっとおもしろくなるのにって思います。
個人的にはもうちょっとデータベース系のホームページが増えると助かる、と思うことはありますね。たとえば野球なら“何年前にこの選手がバントをいくつしたか”とか、そういうコアな情報が書いてあるサイトは少ないんで(笑)。
また、遊びの要素を盛り込むのもいいと思います。僕が最近ハマっている、野球のために鐘は鳴るっていうサイトでは、ベーシックな情報からすごいマニアックな情報まで扱っていて、“出身校当てクイズ”っていうのがあるんですよ。特Aクラスの問題だと名前も知らないような控え選手の出身校を当てなきゃいけなくて(笑)。
難しいけどハマっちゃうんですよね。それとは別に、最近ではYahoo!スポーツでもやってますけど、投票ものですよね。これって古典的だけど、ユーザーが参加してる気分になれるから楽しいし盛り上がると思うんですよ。こういう遊びの要素はもちろんオフィシャル系で作ってもいいし、逆にファンの人が作るサイトに盛り込めばヒット数もグッと増えるような気がします。
2003年はファンの人たちによるサイトの下克上を楽しみにしたいですね。公式サイトを打ち破れって感じで(笑)。
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