ネットオークションは、自分の手持ちのモノを個人が気軽に売買できるということで、ネット上でも人気があるサービスだ。しかし、非合法なモノを売るのは当然のことながらよくない。このところ警察当局もネットオークションに対する監視体制を強めており、場合によっては逮捕されることもあり得る。
盗品や非合法な薬物、爆発物、わいせつ物などはもちろん売りに出すことはできないし、買った側が何らかの責任を問われることもある。著作権を無視して複製されたビジネスソフトやDVDなども、一見それとはわかりにくい形で出品されていることがあるが、こういったものももちろん非合法だ。不当に安かったり、過去の売買履歴を見て怪しげな出品者だったりする場合は、手を出さない方がいいだろう。売買は滞りなく行えたとしても、取引成立時に必要な住所や電話番号といった個人情報を悪用されてしまう可能性もあるからだ。
また、自分の持ち物が盗難に遭って、ネットオークションに出されている……などというケースもこのところ増えてきている。このようなケースを発見した場合は、オークションの管理者や、各都道府県の警察に相談してみよう。警察庁のホームページにある「都道府県警察本部のハイテク犯罪相談窓口等一覧」を見ると、全国のハイテク犯罪相談窓口の一覧が掲載されているので、何か困ったことがあったら相談してみるといい。また、自分1人でどうしたらいいのかわからないときは、民間団体ではあるが「WEB110」など、ネットでの事件に関する相談を受け付けているところで質問してみるのも有効な手段だ。