Yahoo!InternetGuide：高速インターネット入門

Yahoo! Internet Guide 2001年5月号より

NTTの光ファイバーがついに姿を現した。電話回線よりもはるかに大容量の情報をやり取りできる究極の高速インターネットの登場だ。競合会社との比較も行いながらサービスの全容を解明する。

文／山崎潤一郎
本業は音楽ディレクターだが、プロバイダや通信業界を得意フィールドとしたライター稼業も同時進行中。このたび、高速インターネット全般をまとめた「ブロードバンドの選び方」（KKベストセラーズ）を刊行

イラスト/大島　篤
撮影/石動　弘喜

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地域IP網

NTTがフレッツ系サービスを提供するために構築した電話局どうしを結ぶIPネットワーク。プロバイダはアクセスポイントを設置しなくても、地域IP網に接続すれば、フレッツ対応サービスを行える

NTT電話局

ユーザー宅の光ファイバーはNTTの電話局に集められ、上流の地域IP網に中継される

HomePNA

通常の電話回線をLANのように利用して高速にデータ通信をする技術。最大伝送速度は1Mbpsだったが、99年12月に発表された最新規格（2.0）より10M　bpsを実現している

光ファイバー

1本（1心という）の太さが125ミクロンのガラス製ケーブル。この中に光波を照射して情報を伝達する。約80キロメートル先まで増幅なしで光を伝達するほどの透明度がある。コストは1メートル10円程度

ONU

ユーザー宅に設置する光ファイバー用の装置。ISDNでいうTA（ターミナルアダプタ）のようなもの。パソコンとはLANケーブルで接続。NTTからレンタルされる

OLT

Optical Line Terminal。ユーザーからの回線を最大8回線多重して上流に渡す装置。基本メニューの場合、下流で32ユーザーに分岐しているので32×8＝256ユーザーで共有となる

FTM

Fiber Termination Module。NTT電話局に設置する光ファイバーの配線盤。光アクセス回線の出入り口に設置する装置で、従来のメタル回線（電話線）におけるMDFに相当する

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