※「今が買い時。オススメ無線LANブロードバンドルータ」「無線LANブロードバンドルータを導入してみよう」の項目は,現在発売中のネットランナー 2002年1月号の誌面でご覧いただけます(バックナンバーのオンライン購入はこちらから)
ADSLやCATVなどのインターネット接続サービスの低価格化は、家庭内に常時接続環境を普及させることとなった。会社だけでなく家庭でも、デスクトップパソコンに加えてノートパソコンをセカンドマシンとして導入しているユーザーも多くなってきている。複数台のパソコンで手軽にネットワークを構築できるブロードバンドルータが人気製品になってきているのは必然ともいえる。
しかし、会社などはともかく家庭内では、ブロードバンドルータからイーサネットケーブルを引き回すのはスマートではないし、何よりも面倒だ。そこで利用したいのが、昨年から今年にかけて広まった無線LAN機能を搭載したブロードバンドルータだ。
現在、市場で出回っている無線LANブロードバンドルータは、IEEE802.11b規格を採用した製品がほとんど。IEEE802.11b登場以前は、無線LANの最大転送速度は2Mbpsと低速だったが、IEEE802.11bは最大データ転送速度が11Mbpsと、10BASE-Tの有線LANとほぼ同等のデータ転送速度を実現しているのが特徴だ。
既存の有線LAN環境にそん色ない無線LAN環境を構築できるようになり、また、日本の電波法改正により、多くの製品が登場したことで価格も安くなった。