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ネットランナー 2002年2月号 2002年1月16日(水)

 昔はウイルスの感染経路というとウイルスに感染したフロッピーディスク経由での「限定的」なものだったが、インターネットが爆発的に普及した現在は、ホームページに置かれているファイルや、メールを通じて、爆発的に感染する“機会”が増えている。しかも、現在まん延しているウイルスはほとんどがメール機能を搭載しており、自分自身をメールの添付ファイルとして送信して、感染ファイルをばらまくようになっている。自分のパソコンが感染していることに気が付かないと、知らぬ間に大事な取引先や友人などにウイルスを送りつけることにもなりかねないのだ。

 1年くらい前までは「怪しげな添付ファイルは開かない」ということを徹底しておけば、感染することはほとんどなかったが、昨年9月に登場したNimdaのように、OSのセキュリティホールを狙うウイルスが自分のメールボックスに送られてきた場合、セキュリティホールをふさいでいなければ、プレビューしただけで感染してしまう。

主なウイルスの種類
種 類 特 徴
ファイル感染型 「COM」「EXE」「SYS」などの実行型のファイルに感染するウイルス。ウイルス単体でプログラムを実行(コピー)するのではなく、もともとプログラムファイルである「COM」や「EXE」の実行型ファイルの内部に付着して制御を奪い、感染活動を行う
システム領域
感染型
フロッピーディスクやハードディスクなどに組み込まれていて、パソコンが起動するときにOSを呼び出すプログラム(ブート・セクタ)に感染するウイルス。パソコン起動時に必ずウイルスが実行されてしまう。ユーザーからは見えない領域なので、ウイルスの駆除が難しい
複合感染型 システム領域とファイル感染の両方の特徴を持つウイルス。「COM」「EXE」ファイルに加えて、システム領域にも感染して感染力を高め、駆除しにくくするのが特徴
マクロ型 マイクロソフトの「オフィス」シリーズのアプリケーション(ワード、エクセル、パワーポイントなど)のマクロ機能を利用して感染を広げるウイルス。機種やOSに依存せず、マクロの知識がある人ならば誰にでもウイルス本体や、既存のマクロウイルスの「亜種」を簡単に作ることができるので、ウイルスの特定が困難という問題がある
トロイの木馬型 ほかのファイルに感染活動を行わない不正プログラムのこと。ファイルの破壊活動を目的としたものや他人のマシンを勝手に操作できるようにしたものなどがある
ワーム型 メールなどのネットワークを通じてほかのマシンに大規模な感染をもたらす不正プログラムのこと。最近流行しているウイルスはほとんどがこのタイプだ
VBスクリプト型 マイクロソフトが開発したプログラミング言語「Visual Basic」のスクリプト「Visual Basic Script」で記述されたウイルスのこと。初心者でも簡単にウイルスが作成できるのが最大の特徴。VBスクリプトを利用したウイルスを作成できるツールもインターネットで配布されている
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