スパイウェア削除ツールとしてAd-aware以外の名前を挙げられる人は少ない。それだけ、Ad-awareが必要十分な能力を発揮していたということでもあるのだが、たった1つのツールしかないと、性能を比較することができず、そのツールに何か欠点があっても気づかないことになりかねない。Ad-awareのスパイウェア撃退能力に感謝しつつも、何かほかのツールも欲しい、と思っていた人も多いのではないだろうか。
その有力候補として、Spybot-Search&Destroyというツールが登場した。Ad-awareと同じくフリーウェアで、クッキーやレジストリのチェックもきちんとしてくれる。使ってみた人の感想も非常に好意的だ。Ad-awareよりもたくさんのスパイウェアを発見してくれるという意見もあり、よき対抗馬として期待できそうだ。早速、Spybotの使い勝手を調べて、その性能をAd-awareと比較してみよう。
1. インストールが終わると、各言語でのライセンス同意書の表示を選択できる。日本語のライセンス同意書の表示だけでよければ、「View Japanese.license.txt」のチェックボックスだけチェックして「Finish」ボタンを押す。ちょっとへっぽこな日本語だが、きちんと日本語のライセンス同意書が用意されているのはうれしい
2. インストーラは英語だが、Spybotには日本語のシステムも内包されているので、日本語パッチを当てる必要はない。初回起動時に使用言語の選択画面が出る。14カ国語が用意されており、「Japanese」をクリックするとメニュー表示などが日本語になる
3. スタートメニューに登録するかどうかの選択肢が出る。「はい」にするとOS起動時に自動的にSpybotが起動するようになる。通常は必要ないので「いいえ」でいい
4. Spybotでスパイウェアを削除するとインストール中のソフトが起動できなくなるということがたまにある。そのようなことになってもSpybotの利用はあくまで自己責任で、という注意書き