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大人のための玩具レポート〜トミー春の新製品(2/2 ページ)

» 2004年01月22日 23時59分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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evioが“音ゲー”になる日

 手軽に演奏できる電子バイオリンとして注目を集めた「evio」(エヴィオ)が音ゲーに進化した。

photo 「evio」(エヴィオ)は7000円で発売中

 弓を前後に動かすだけで正しい音が出るevioは、数々の楽器を使いこなすITMediaのN記者をも魅了した逸品だ。しかし、演奏に慣れてくると、点数やランク付けだけでは物足りなくなるのがゲーマーの性。そんな人は、3月25日に発売予定の「エヴィオチャレンジ!」(予価2000円)に挑戦してみよう。

 エヴィオチャレンジには、10曲分の曲データにくわえ、「早びきレース」「遅びきレース」という2種類のゲームが含まれている。これは、通常とは異なるテンポに合わせて演奏し、正しければコンボが成立して点数アップ。逆に失敗するとライフゲージが減り、0になると演奏終了というシビアなゲームだ。N記者はきっとクリアできない(と挑発しておけば、そのうちレビューしてくれるだろう)。

photo コンボ〜
photo エヴィオチャレンジのパッケージ

 一方、evioの弟分となる「エヴィオジュニア」も登場した。価格は3500円とevioのちょうど半値。5月に発売予定だ。

photo 正確なデータはないが、重量はかなり軽い

 evioとの大きな違いは、TV出力がないこと。演奏時には、先端にあるLEDの点滅に合わせて弓を動かす。外部メモリの「evioメディア」にも非対応だが、本体には予め50曲分のデータを内蔵。マイクを使えば、演奏に合わせて歌うこともできる。楽しそうだ。

 一方、「太鼓の達人」にも“Jr”というべき新商品「太鼓の達人 どこでもドンドン」が登場した。

photo 「太鼓の達人 どこでもドンドン」

 こちらもTV出力を持たず、Playstation 2も不要のスタンドアロンタイプ。内蔵メモリにはアニメ主題歌を中心とする10曲が収録されており、やはりLEDに合わせて演奏する仕組みだ。もちろん「見習い」から「達人」まで5段階の評価機能にくわえ、「連打ゲーム」「リズムゲーム」「パーカッション遊び」といったモードが用意されている。

 パーカッション遊びは、その名の通り音を変える機能だ。太鼓を叩くと「そいや、そいや」(男の声)とか、「にゃーにゃー」(猫の声)とか、「ぶー、ぶー」とか、ユニークな音が出る仕組み。

 どこでもドンドンは4月下旬に発売予定。価格は3980円だ。なお、書き忘れたが「ぶー、ぶー」はブタの鳴き声ではなく、オナラの音。さすが対象年齢3歳以上だ。

いやし系(?)パペット「しゃべ録パクリン」

 “牛君”と“カエル君”のおかげで、最近人気急上昇中のパペット。そんな中、トミーが投入するオリジナルキャラクターパペット「しゃべ録パクリン」は、口を動かすと内蔵しているセリフをしゃべり、また6秒までの録音・再生機能を持つハイブリッドなパペットだ。「なかなか言えない言葉を、アナタの代わりに伝えてくれます」(トミー)。

photo 「しゃべ録パクリン」は4種類。口を動かすと、中にある再生ボタンが押される仕組み

 パクリンには4タイプがあり、伝える言葉もそれぞれ異なる。たとえば黄色の「レモンキャット」は「今度こそ大丈夫」「やれば出来るよ」などと励ましてくれる癒し系だ。

 一方、ピンクの「ピーチラビット」はセクシーボイス内蔵。「買ってよ〜ね〜買って!」「ねぇ、ほしいの〜」「いいでしょ、ね」とおねだり上手のイヤシイ系だ。ちょっと間違えるとイヤラシイ系にもなりかねない、危険な声でもある。たしか対象年齢は6歳以上のはずだが……。

 このほか、「お手を拝借、いよ〜」「おっしゃる通り」など、いかにも“お調子者”の「チョコドッグ」、「愛してるゼ」「ブッチューン」など天然ボイス内蔵の「ミントベア」がある。価格はいずれも1980円。3月発売予定。

大人のトミカ、続々

 最後に紹介するのは、ミニカーの代名詞「トミカ」。新商品は数あれど、やはり大人を対象としたエンスーな車が増えているのが(個人的に)嬉しい。

 中でも(個人的に)注目したいのが“ダットサンZカーの父”こと、片山豊氏監修による「Mr.K's Selection」。ラインアップは「DATSUN 510」「SRL311」「240Z」の3車種。発売中の240Zに続き、2月にはSRL311、4月に510がリリースされる予定だ。

photo 「240Z」。北米で「Zカー」(ズィーカー)の地歩を築いた。発売中
photo フェアレディZの前身となった「DUTSUN SRL311」。コダワリは輸出仕様になっている点で、左ハンドル、左側だけのドアミラー、輸出仕様バンパーなどがそそる。4000円で2月発売予定
photo こちらは「もしもトミカが昭和30年代に誕生していたら、どのような車種をモデル化しただろう……?」というコンセプトで発売された「TOMIKA LIMITED VINTAGE」シリーズ。ニッサンセドリック、プリンスグロリア、トヨペットクラウンなどがある。各1029円
photo 最後はトミカエブロシリーズの“鉄仮面”。1986年当時、トミーが協賛していたツーリングカーレースの参戦車両を忠実に再現したもの。来春発売予定で4500円
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