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なわとびから剣舞まで〜第5回ROBO-ONE予選大会第5回ROBO-ONE詳細レポート(3)(3/4 ページ)

» 2004年02月13日 20時09分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]
  • バーニング・スター(バーニング宮田)
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 昨年新潟で行われたRoboCupのヒューマノイドリーグに、できたてのロボットで出場したあの宮田さんである(過去記事を参照)。あの時も高い技術力を見せてくれたけど、今度はさらにすごい。

 「バーニング・スター」はモーターを改良することで、非常に高いトルクを生み出しているのだ。体重は2キロを切るのに、力はものすごく強い。片足屈伸もしっかりこなすわけだ。それに限らず、彼のデモンストレーションはほとんど完璧だった。365点で4位通過。

  • ヨコヅナグレート不知火(Dr-GIY)
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 今回の規定演技の本の上り下りというのはロボットにとっては、かなり大変なことだ。紹介してきたロボットたちはみんなうまくいっているけど、それは割と成績の良いやつらだからで、上ろうとして転んでしまったりするものがとっても多いのだ。そんななかで、「ヨコヅナグレート不知火」は本を5冊重ねて上るというところを見せてくれた。これはインパクトが大きい。「悪魔のサーボ」とも呼ばれる強力(凶悪?)モーターの威力だ。

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 力だけではない。ヨコヅナはダンスも踊る。懐かしいステップで審査員のハートをゲットだ。384点で3位通過。

  • ちょんまげの啓三(三沢研究所 堀江支店)

 J-Classにも登場した彼だけれど、こんどは「-100グラム」はない。体重も1.3キロ。J-Classのときにはレギュレーションにあわせて1.2キロにしてきた(だから「-100グラム」だった)けど、今度はベストウェイトだ。

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 こちらは、頭で倒立してのブレイクダンスだ。322点8位通過。

  • たぬたぬ(ほりです)
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 たぬきの顔のかわいいロボットだ。「一瞬ですからよく見ていてくださいよ」と言いながら、頭から倒れ込むようにほんとに一瞬で本に上ってしまった。いや、確かに上っている。会場大ウケ。このほかにも倒れ込み型で上るマシンはいくつかあったのだけど、その中でもこれが一番美しかった(話術も含めて)。279点で19位。予告しておくと、このロボットは決勝でも、またおいしいところを持っていく。

  • G-Tune(SISO)
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 変型ロボ! 飛行機の形で登場し、効果音(口三味線だけど)とともにリングに着陸。その状態からロボット型に変型して起き上がるのだ。楽しい。基本的な運動性能もちゃんと備わっていて、本の上り下りもクリア。253点の29位で予選通過。

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