本体側の操作は、メニュー画面で「←」「→」を押して、「動画」「音楽」「静止画」「設定」を切り替え、あとは一般的なプレーヤー同様に、再生/一時停止ボタンを使って再生制御を行い、カーソルキーで「早送り」「早戻し」やメニューの操作をすればいい。本体上部の「TOOLS」ボタンを押せば、場面に応じて各種設定を行えるツールメニューがプルダウンされる。
音楽・動画の再生操作は、さすがにかなりこなれている。音楽の場合、単に「←」「→」を押すと曲スキップになり、「早送り」「早戻し」は、「←」または「→」に触れ続ければいい(約10倍の速度)。ビデオでは「←」または「→」に1回触れると2倍速の「早送り」「早戻し」、さらにタッチするごとに、10倍、30倍、120倍となる。また、「↑」「↓」部分に触れると15秒飛ぶので、CMスキップに使える(「↑」だと15秒戻るということではなく、いずれも早送りとなる)。さらに、タイムサーチもあり、時間を時・分単位で入力して、特定の位置にジャンプできる(ただしMPEG4ではずれが出る)。
そのほか、スクイーズ画面への対応、音声切り換え(ステレオ、主音声、副音声)、さらには外部テレビへの出力も可能(その場合、プレーヤー側の画面には映像は出ない)と、ビデオプレーヤーとしては、ほとんど文句のつけどころがない。内蔵液晶の表示品質も、小型画面にありがちな文字のちらつきなどもなく、録画したテレビ番組を十二分に堪能できるレベルだ。
バッテリーでの駆動時間も、MPEG2動画再生しつづけた場合で3時間45分もったので、まず不安はないだろう。音楽の連続再生時間は試せなかったが、スペックではMP3/128kbps時で最長約8時間となっている。動画再生時の実測時間もスペック値(4時間)とそれほど違いはなかったので、音楽の場合もこれに遠くない連続再生時間を確保していると思われる。音楽再生時の使い勝手も、曲間が一瞬空いたり(こればっかり言っているが……)、「VGF-AP1」のようなジャケット表示機能がないのは惜しいが、納得できる仕上がりだ。
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