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D5搭載プロジェクターはHD対応/小型/高輝度で10万円以下?フロントプロジェクター販売ランキング(2004年7月5日〜2004年7月11日)

» 2004年07月20日 20時22分 公開
[西坂真人,ITmedia]
順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  2 三洋電機 LP-Z2 2003/10/21 268000
2  1 セイコーエプソン EMP-TW10H 2004/4/28 168000
3  3 セイコーエプソン EMP-TW200 2003/10/24 268000
4  4 松下電器産業 TH-AE500 2003/10/10 オープン
5  5 日本電気 VT460JK 2003/8/1 248000
6  6 セイコーエプソン EMP-S1H 2004/5/1 148000
7  9 日本電気 VT660JK 2003/8/1 398000
8  13 セイコーエプソン EMP-54 2003/9/24 298000
9  10 松下電器産業 TH-LM1 2003/12/25 148000
10  8 セイコーエプソン EMP-S1 2003/6/2 148000

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 GfK Japanが提供する全国量販店のフロントプロジェクター販売ランキング。7月第2週は前週からほとんど動きがなく、特に上位を占めるホームシアター向けは、依然として定番の4機種で占められている。そろそろ、新製品の声が聞きたいところだ。

 5位と7位にランクインしているビューライトVTシリーズは、本日付で新製品(後継機)が発表された。データプロジェクターは年間を通して新製品が発表される“通年商品”だが、ホームシアター向けは近年、秋に発表が集中する傾向がある。

 定番の上位4機種の昨年の発売時期を振り返ってみると、EMP-TW10(EMP-TW10HはEMP-TW10のマイナーチェンジ版)の発表は昨年8月26日、TH-AE500は昨年9月9日、LP-Z2は昨年9月11日、EMP-TW200は昨年10月16日だった。

 一見すると「秋の夜長にホームシアターでも」と考えるユーザーを狙った“季節商品”のようにも見えるが、実はホームシアター向けプロジェクターデバイスで圧倒的なシェアを誇るセイコーエプソンの新デバイス量産時期が、各メーカーの新製品投入時期に影響しているのだ。

 今秋の新製品に搭載される予定のエプソン次世代デバイス「D5」の特徴は、従来モデル「D4」から2割アップした開口率による“高輝度”と、0.7インチで有効画素数1284×724ピクセル(720p)の“ハイビジョン対応”。従来と同じランプの場合には輝度が向上するため、同じ解像度の液晶パネルを小型化でき、結果として小型でコストパフォーマンスが高いプロジェクターが生み出されることになる。

 ハイビジョン対応で省スペースをうたった10万円を切る普及機の登場で、今年の秋冬はちょっとしたホームシアターブームが訪れるかもしれない。

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