競合製品が放送を通じて配信されるEPGを採用する中、RD-XS53は独自の「DEPG」を採用した。「Dynamic Electoric Program Guide」と呼ぶこの電子番組表は、地上波、アナログBS、スカパー!、各種専門チャンネルをカバーし、スカパー!チューナー連動機能を生かす上でも必須の機能になっている。LAN接続でのインターネット環境が必須という点は導入時の障害にもなり得るのだが、とりあえずITmediaの読者には問題ないはずだ。
RD-XS53のEPGは、表示の自由度が高いのも特徴だ。全チャンネル一覧では最大8局、6時間分をマトリックス表示し、時間帯は4時間、2時間にも切替可能で、一覧性重視にも情報量重視にも対応できる。チャンネルの表示順も自由に変更可能で、地上波、スカパー!などを問わず録画頻度の多いチャンネルを優先して表示することもできる。
チャンネル別では8日分を2/4/6時間単位での時間帯別に表示可能。1つのチャンネルの8日分の番組を最小4回のページスクロールで一覧できる。番組名が大幅に省略される6時間表示はあまり実用的とは思わないが、2時間単位で一覧しても専門チャンネルの録画予約には確かに便利だ。
検索はフリーキーワードと人名で可能。EPGからリストアップされた人名を選択することも可能で、面倒な文字入力を省けより確実な検索が行える。リストアップされる人名は非常に多く、DEPGの情報量を感じる部分だ。
EPGで気になるのは、スポーツ延長録画に未対応である点。EPG採用の最新モデルで未対応なのは、松下「DIGA」シリーズと東芝「RD」シリーズだけだ。EPGの一覧性の良さで、ある程度はカバーできると思うが、プロ野球中継の延長の影響は深夜帯にまでおよぶだけに、やはり気になる。「W録」なら延長録画が他の予約に与える影響も最小限で済み、その機能を有効に生かせるはずなので、今後の対応を是非望みたい。
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