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» 2004年08月24日 15時05分 UPDATE

“水で焼く”オーブン、シャープから

300度の水蒸気で加熱する。余分な脂や塩分を落として調理できるという。

[ITmedia]

 シャープは、過熱水蒸気を食材に噴射し、余分な脂や塩分を落としてローカロリー・減塩調理できるオーブン「ヘルシオ AX-HC1」を9月1日に発売する。12万6000円(税込み)。

yu_sharp_01.jpg レッドとシルバーの2色

 大阪府立大大学院と共同で開発した。水を熱して生成した約100度の水蒸気を、新開発の「スーパースチームジェネレイター」でさらに加熱。約300度の過熱水蒸気にして庫内上部と両側面から一気に噴射する。

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 過熱水蒸気が食品に触れると、温度が下がって水(凝縮水)になり、「凝縮熱」が発生する。この凝縮熱と、過熱水蒸気の熱風による「対流加熱」で調理することで、従来の熱風方式のオーブンの約8倍の熱量を与えられるという。

 多量の熱を一気に与えることで食品内部の脂が溶け出し、凝縮水と一緒に流れ落ちるため、ローカロリー調理が可能。ステーキなら従来の約8倍脱油し、カロリーで約13%(約88Kcal)、エビの天ぷらなら、約13%(約58Kcal)減らせるという。表面はカラっと、内部はしっとり柔らかく調理できるとしている。

yu_sharp_03.jpg 脱油メカニズム

 濃度の高い塩分も凝縮水に溶け出すため、減塩調理できる。塩鮭なら約22%(ガスグリルの約3倍)、あじの開きなら約13.7%(同6倍)の塩分を落とせるという。

yu_sharp_04.jpg 減塩メカニズム

 庫内に過熱水蒸気を充満さて低酸素状態で調理するため、ビタミンCなど酸化によって減少しやすい栄養素も保ったまま調理できる。かぼちゃなら従来のオーブン調理の約1.8倍ビタミンCが残るという。

 スチーム料理は、蒸し器のようにふっくらと仕上げられる。126メニューの自動調理機能を備えた。扉を開けずに庫内の様子が見られる「クリアファインダー」を装備。庫内の汚れを水蒸気で浮かせて簡単に掃除できる機能も備えている。

 サイズは520(幅)×465(奥行き)×345(高さ)ミリで、重さは約20キロ。

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