PC映像は、とりあえず映りますといった程度。間違ってもこの液晶テレビを安価な大画面PCモニターとして使用してはいけない。とはいえ、ウェブブラウザを使ってITmediaの記事は余裕で読めるし、解像度をあまり気にしなくてもいいPCゲームなどでは、大画面の恩恵を受けて無条件に楽しい。やはりアナログRGB入力は、ないよりあったほうがいいのだ。
そしてPC映像入力時は、PC画面内にビデオ映像を子画面として出せる「ピクチャーインピクチャー(PIP)」や、PC/ビデオ映像を横に並べて表示できる「ピクチャーバイピクチャー(PBP)」といった2画面機能も楽しめる。ビデオ映像は内蔵アナログチューナーだけでなく、外部入力の映像も選択できるのでDVDやデジタル放送を観ながらウェブサーフィンするといった使い方も可能だ。
アナログ地上波の画質にやや難があるものの、最近DVDやBSデジタルのハイビジョン放送ばかり観ている筆者には15万円弱で買えるd:2732GJが非常に魅力的に感じた。余ったお金でフロントプロジェクターを買い、「普段、小画面。時々、プロジェクター」という大画面生活の方がいろいろ楽しめそうだ。
「今リビングで観ている21〜25型ブラウン管テレビを買い換えたいのだが、画面サイズは落としたくない。だがSEDや有機ELといった次世代薄型テレビが産声を上げる中、液晶テレビに20万円以上出すのには抵抗がある」というユーザーにも、d:2732GJなら満足してもらえそうだ。
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