ムーブやダビングは、BD、HDD、DVD、i.LINK機器の間で行えるが、DVDへのムーブはCPRM対応メディアが必要となる。もちろん、ハイビジョン編集の結果は反映され、CMカットなどの編集後にムーブを行うだけだ。
外部i.LINK機器は、三菱系のD-VHSデッキはすべてムーブ不可だったが、ビクターの「HM-DHX1」ではうまく動作した。HDDレコーダーなら、アイ・オー・データ機器のRec-POT Mが利用できる。Rec-POT Mとの間では互いにムーブすることが可能など、連携をかなり意識して開発しているようだ。専用の外部増設機器のように使うことができる。
Rec-POT M内のコンテンツは、直接BD-HD100の光ディスクにダビングできないが、内蔵HDDとの間ではダビング/ムーブが可能。カット編集の内容もきちんと反映される。また、内蔵デジタルチューナーはRec-POT MやD-VHSデッキの外部チューナーとしても動作するため、それらの機器に直接録画することも可能だ。
一方、デジタルCATVユーザーには残念だが、外部チューナーで予約した番組をBD-HD100に録画することはできない。ただし、予約連携こそできないものの、デジタルチューナーから流れるMPEG2-TSを入力することは可能だ。つまり、手動で録画ボタンを押せば、デジタルCATVのハイビジョン映像をi.LINK経由で本機に録画できる。
現状、i.LINK経由の録画は、相性の問題や、そもそも特定機器以外との接続が禁止されているケースが多く、複雑な知識が必要だ。その中にあって、社外品に対しても最大限に接続をしていこうという姿勢には好感が持てる。
なお、気になる他社製BDレコーダーとの再生互換性だが、「BDZ-S77」や松下電器の「DMR-E700BD」で録画したメディアは問題なく再生できた。一方、BD-HD100で録画したBDのコンテンツは、DMR-E700BDでは問題なく再生できるものの、BDZ-S77では再生できないケースもある。
BD-HD100で直接BDに録画したものはBDZ-S77でも再生できるが、HDDに録画したコピーワンスコンテンツをムーブした場合、BDZ-S77では再生不可能なのだ。これは本機ではなくBDZ-S77側の問題のようだ。
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