電源スイッチを入れると、約0.2秒というほぼ瞬間的なスピードで起動し、背面の液晶パネルが点く。AFはこれまでと同じく7つの測距フレームを備え、低価格のデジタル一眼レフ機としてはトップ級と思える速さで合焦する。
AFフレームの選択は、従来は「AFフレームボタン+電子ダイヤル」だったが、本モデルでは「AFフレームボタン+十字キー」でも操作できるように改善されている。またメニュー内のカスタム機能を設定すれば、AFフレームボタンを省き、十字キーのダイレクト操作によって測距フレームを素早く切り替えることができる。
撮影間隔は、JPEG最高画質のLarge/Fineモードの場合には、バッファメモリがフルになることなく続けて撮影でき、RAWモードの場合でも約7コマまでは途切れずにシャッターを押すことができる(トランセンド製45倍速CFカードによる実測値)。
また連写モードの公称値は、秒間約3コマのスピードでLarge/Fineモードなら約14枚となっているが、上記のカードによるテストではカード容量まで連写することができた。本格的なスポーツ撮影を除けば、一般用途では何も問題のない撮影レスポンスである。従来の鈍いシャッター音から、切れ味のある鋭いシャッター音に変わったことも含め、撮影の操作は全般的に快適であり、ストレスは感じない。
再生については、1カットのコマ送りに約0.5秒ほどかかるが、10コマとばしで再生する「10枚ジャンプ」に加え、「100枚ジャンプ」や「日付ジャンプ」にも対応する。また拡大再生したままでコマ送りができるのは、ピントチェックに便利である。
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