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高速電力線通信で有力メーカー8社がアライアンスを発足

» 2005年06月03日 12時25分 公開
[ITmedia]

 ソニー、松下電器産業、三菱電機の3社を中心として、高速電力線通信によるホームネットワークの普及を目指す「CE Powerline Communication Alliance」(シーイー・パワーライン・コミュニケーション・アライアンス:CEPCA)が米国で設立された。各社が提案している宅内高速電力線通信(以下CE PLC)仕様の共存と普及を目指す。

 CEPCAは、2005年1月6日にソニー、松下、三菱電機の3社が設立に向けて合意したもの。今回新たに、東芝、日立製作所、三洋電機、パイオニア、ヤマハの参画が決定し、国内の有力CEメーカー8社が足並みを揃えることになった。

 設立総会は7月中旬に米国で開催する予定。その後、ほかの団体とも連携しながら、技術的課題の洗い出しや、それぞれの技術が共存するための仕様を検討していく。この“共存仕様”は2005年秋をメドに具体化し、各メンバーに公開するという。

 CE PLCは、家庭内に敷設されている電力線を利用して高速通信を実現する有線ネットワーク技術。ハイビジョン映像など大容量データのリアルタイム通信などへの応用が期待されている。

photo CE PLCの使用イメージ

 なお、CRPCAは近日中にWebサイトをオープンする予定。

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