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ケンウッド、THX SELECT2準拠の7.1ch AVアンプ

» 2005年08月08日 16時05分 公開
[ITmedia]

 ケンウッドは8月8日、最適な音場を自動的に生成する「AUTO ROOM EQ」のほか、THXのホームシアター性能基準「THX SELECT2」に準拠したAVアンプ「KRF-X9090D-S」を10月下旬より販売すると発表した。価格は9万9750円。

photo KRF-X9090D-S

 同社は2004年8月にAVアンプ「KRF-X9080D-S」を発表しているが、新製品は150ワット×7chやFM/AMチューナーの搭載、「ドルビープロロジックIIx」「ドルビーバーチャルスピーカー」などのサポートといった特徴はそのままに、最適な音場を自動的に生成する「AUTO ROOM EQ」や「THX SELECT2」に対応した。

 THX SELECT2に準拠したことによって、家庭でのリスニング環境に適したサラウンド再生を可能にする「シネマ・リ・イコライザー」や、耳の形状によって異なる指向性の違いを補正する「ティンバー・マッチング」のほか、「THX SELECT2 Cinema」「THX Music Mode」「THX Game Mode」などで7.1chサウンドが楽しめる。

 新搭載された「AUTO ROOM EQ」は付属のマイクを利用して、接続されているスピーカーと利用している部屋の音響特性を測定し、自動的にセッティングを行うことができる機能。自動設定の「オートセットアップ」以外にも、ソースにあわせた設定を行う「Active EQ」も用意されており、Music/Game/Cinemaなどのモードを切り替えることができる。

photo 背面のインタフェース

 ディスクリート構成の7chのパワーアンプは、出力段に温度検出・補償回路を内蔵する「Linear TRAIT」を採用。アナログデバイセズ製DSPのほか、「32Bit Floating Point Processor」も搭載しており、高精度なサラウンドを再生するという。コンポジットで入力された映像信号をS映像に変換するビデオコンバージョン機能も搭載している。本体サイズは440(幅)×166(高さ)×396(奥行き)ミリ、約12.1キロ。

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