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“後付け車載カメラ”から“音が出る鞄”まで――ワコー商談会(2/2 ページ)

» 2005年08月10日 01時29分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 前の2つと違って実用的なのが、車載カメラ「アイボール」(仮)。最近はバックビューモニターなどを装備している車も増えているが、新車購入時ならともかく、カメラを後付けしようとすると面倒なもの。しかし、完全ワイヤレスのアイボールなら簡単だ。

photo 製品のイメージ画。実際のサイズは「タマゴくらい」になる予定。磁石や両面テープでボディに装着する
アイボールの試作機。CMOSセンサーを使用

 電源は乾電池。CMOSセンサーが捉えた映像は、トランスミッターで送信する。それをカーナビのTVチューナーで受信し、カーナビのディスプレイに表示する仕組みだ。電波の到達距離は約5メートルに制限されているが、一般的な乗用車なら問題ないはず。

 また、アイボールは車体にマグネットで固定する方式のため、鉄製ボディなら設置場所を選ばない。車の後ろに付けてバックビューモニターにするも良し。ドアミラー付近に取り付けて側面の死角をなくすのも良し。ほかにも「後部座席に取り付けて、チャイルドシートの赤ちゃんの様子を確認する」など、アイデア次第で応用範囲は広がりそうだ。

 ちなみに、同社イチオシの使い方は、「バンパーに取り付けると、F1のオンボードカメラみたいに迫力ある車載カメラ映像が撮影できます」。やっぱり実用性よりエンターテイメントらしい。

 アイボールの価格は「1万〜2万円程度」。発売時期は未定だ。

音が出るバッグ「ラジカセサウンドバッグ」

 ライフスタイルはAV誌らしいので、最後にオーディオネタを一つ。

photo ラジカセ柄のバッグ。レトロなものからモダンなものまで、バリエーションは3種類

 怪しげな柄のこのバッグは「ラジカセサウンドバッグ」という。その名の通り、ラジカセをプリントしたバッグに本物のスピーカーとアンプを搭載。ミニピンジャックのケーブルを携帯オーディオプレーヤーなどに繋げば、バッグから音が流れる仕組みだ。電源は単3電池4本。

photo バッグの中にあったアンプ部。ラジオも内蔵している

 担当者によると、「内覧での評判が良いので、年内にも発売したい」(同社)という。予価は4789円。見かけはシュールだが、アンプ部にはFMラジオも内蔵しているから、災害時の非常用持ち出しバッグとしても使えるかもしれない。

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