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スピーカー可動式のDVD一体型テレビなど、注目のソニーブースA&Vフェスタ2005(2/2 ページ)

» 2005年09月21日 13時37分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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 プロジェクターと組みあわせての活用を提案するのが、DVDプレーヤーとワイヤレススピーカーをセットしたユニット。これはフロントサラウンドスピーカーとサブウーファー、DVDプレーヤーをワンパッケージとしたもので、DVDプレーヤーとスピーカーはS-DIATによってワイヤレス接続されている。

photo DVDプレーヤーとワイヤレススピーカーをセットしたユニット(プロジェクターは別売)
photo 設置例

 利用する際には、DVDプレーヤーの映像出力をプロジェクターに接続、サブウーファーをコンセントに接続するだけ(サラウンドスピーカーはサブウーファーから給電される)。音声出力は赤外線を利用したワイヤレス伝送でフロントサラウンドスピーカーの受光部に送られる。サブウーファー内にフロントサラウンドスピーカーを駆動するアンプが搭載されており、展示品の出力は合計で80ワット。

photo デモスペースではプロジェクター「VPL-HS60」と組みあわせられており、実際に視聴することができる
photo 受光部はフロントユニットの中央に設けられている

 フロントユニットとサブウーファーだけで5.1ch環境を作り出す「S-Force PRO」技術が用いられており、設置するだけで5.1ch環境が楽しめる。S-Force PROは、左右の耳に入る音の時差を利用して立体音響を作り出すため、「壁の形や室内のレイアウトに左右されることがなく、快適に楽しめる」(同社)という。

 2006年に欧州市場への投入が予定されており、10万円前後で販売される予定となっている。国内での販売は未定とされているが、登場すれば、手軽なホームシアター用フロントサラウンドユニットとして人気となりそうだ。

BD-ROMの再生デモも――ROM対応機の登場は早くても来年

 次世代ディスク、Blu-ray Disc ROM(BD-ROM)の再生デモも行われている。実は今年1月に行われたInternational CESでも同社は同様のデモを行っており、使用されているプレーヤーはそのときのものとほぼ同じだ。

photo DB-ROMの再生に使用されていたプレーヤー
photo 展示されていたBD-ROMディスク。今回のデモディスクに使用されていたコーデックはMPEG-4 AVC

 しかし、BD-ROMの規格については今年1月時点から着実にアップデートが重ねられており、年内にも完全に固まる見込みだ。同社も規格の策定完了をもって最終的な製品化に入るため、BD-ROMプレーヤーの登場は早くとも来年だという。その際にBD-ROMのパッケージソフトを再生するための再生専用機として登場するか、記録も可能なBD-RE/BD-ROM対応機として登場するかは検討中だという。

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