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タッチセンサー付シャッターと超大型液晶が面白い──三洋「DSC-E6」レビュー(3/5 ページ)

» 2005年09月26日 13時50分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

初心者向けではあるが何気なく凝った機能も

 とまあ基本的に超初心者向けのカメラではあるが、三洋電機らしく何気なく細かい機能もいろいろと揃っている。

 MENUボタンを押し「SETTING」を選ぶと、グリップXactiと同様のメニューが現れる。そこでは測光方式、ISO感度(最大400)、WB(なんとワンプッシュのカスタムホワイトバランス付! )、マニュアルフォーカス、動作モードなどがある。

photo MENUボタンを押すとまずこの派手な画面が出る。ここで右に倒すとムービー。下が機能のメニュー、上がシーンモードだ。ムービーはMPEG-4ではなく、MotionJPEGである
photo 機能のメニューはグリップXactiと同じで上下左右のスティック操作で選ぶ。設定内容は意外に細かい

 MENUボタンを押して「SCENE」を選ぶと、シーン機能とフィルタ機能を使える。フィルタ機能は、コントラスト、彩度、シャープネスなどを強くかける機能。多少の絵作りが可能だ。

photo シーンモードはシーンの選択とフィルタの選択の2種類ある。フィルターには彩度やコントラストやセピアなどがある。ここでも下にひとこと解説が出るので便利
photo シーンモードのシーンにはスポーツやキャンドルのほか、自動的に微妙にホワイトバランスなどの撮影条件を変えて撮影し、そこからひとつ気に入ったものを選ぶ「ベストショット」も用意されている

 再生も素早くて快適。3.0型液晶のおかげででかいモニターで見る再生画は楽しいし、どんどん拡大してうまく撮れてるかどうか確認するのも容易だ。何しろ、600万画素モードで撮ると、最大4400%まで拡大してくれるのである。イヤになるほどディテールまでチェックできるし、拡大・縮小や拡大時のスクロールも高速なのでストレスもあまりたまらない。逆に小さくすると、最大36分割のサムネイル表示までしてくれる。

photo 3.0型液晶を利用した驚異の36分割表示。ここまで行かなくても、16分割くらいならけっこう実用的だ

 液晶モニターが巨大なせいか、バッテリの持ちはCIPA規格で約170枚とさほどよくないのが残念だ。

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