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“使える”動画再生も搭載──完成度の高い小型プレーヤー「mpio-one」(2/4 ページ)

» 2005年09月27日 19時00分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 再生できる音楽ファイルはMP3/WMA/Ogg Vorbisの3種類。MP3は8kbps〜320kbps、WMAは32kbps〜192kbps、Ogg Vorbisは44(Q1)〜500(Q10)kbpsのビットレートに対応する。Windows DRMにも対応しており、音楽配信サービスで購入した楽曲を持ち出すこともできる。転送ソフトは添付されておらず、楽曲の転送はドラッグ&ドロップ、もしくはWindows Media Playerで行う。

photo Windows DRMの処理が施されている楽曲の転送はWindows Media Playerで行う

 転送が完了すれば、本製品で音楽を楽しめる。再生・一時停止ボタンを長押しすれば電源が入り、その後にFUNCボタンを長押しすれば本製品が備える各機能を選択できる「スイッチモード」に移行する。スイッチモードには「オーディオ」「FMラジオ」「ボイス」「ライン入力」「フォト」「ムービー」「ゲーム」の各項目が並んでいるので、音楽再生を行いたいときにはコントロールスティックで「オーディオ」を選択し、スティックを押し込めばよい。

photo 「スイッチモード」の画面
photo 音楽再生中の画面

 音質については、SennheiserのMX400相当という付属ヘッドフォンの影響も大きいかと思うが、メリハリの効いたサウンドを奏でる。一言で言えば「元気なサウンド」なのだが、いわゆるドンシャリではなく、メインで聴く音楽がロック/ポップならば、音質面での満足度は高いだろう。

 再生状態で「FUNC」ボタンを押せば、プリセットイコライザーの切りかえ(POP/ROCK/JAZZ/TECH/REGG/LIVE/SOFT/CLAS/USER)が行えるほか、「EQ」ボタンを押せば3Dエフェクト/ベース/トレブルの調整も行える。3Dエフェクトはどうやらエコーとリバーブを付加することで奥行きを与えるもののようだが、アコースティックギターなどの音色にはなかなか相性がよい。ソースにあわせて使い分けるとおもしろい。

 同じく再生状態でコントロールスティックを軽く押し込むとファイルを直接表示する「ナビゲーションモード」に移行する。スティック左でひとつ上の階層、右でひとつ下の階層に移動し、スティックを押すとそのファイルを再生する。この機能を使えば、音楽/映像/静止画の再生を素早く切り替えることができる。

photo ナビゲーションモード
photo ナビゲーションモードはWindowsのエクスプローラに近い操作感覚

 なお、初期設定の状態では再生を開始して一定時間が経過するとスクリーンセイバーが起動し、その後に液晶画面(バックライト)がOFFになる。これの変更はコントロールスティックを押し込みメニュー画面を出現させた後、「ディスプレイ」-「バックライト時間」から行う。液晶画面OFFまでの時間は5〜100秒までの5秒刻みかで設定できる。常時「ON」にしておくとスクリーンセイバーの起動も行われない。

 各種設定については、コントロールスティックを長押しすることで現れるメインメニューから行う。

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