コレクションをいくつか並べて撮りたいときは、特に広角と望遠の使い分けが重要になる。
同じような角度の写真を望遠側と広角側で撮り比べたが、遠近がこれだけ極端につくのだ。大きさの感覚が狂っちゃうくらい。
しかも遠くのモノはボケている。
手前の被写体をメインに、他の被写体は背景として使うのならこれでいいが、全体を撮るならあまり遠近が出ないようレンズからの距離ができるだけ等しくなるようにレイアウトした方がいい。
もし絞り値をコントロールできるデジカメなら、絞り値を変えてみよう。
それぞれ1枚目はF3.5で、2枚目はF7.6で撮ったもの。F7.6だとシャッタースピードが遅くなるので手ブレに注意だが、その分ピントの合う範囲が広がってるのが分かると思う。
ちなみに、ピントの合う範囲はCCDのサイズでも違ってくる。大きな撮像素子を使ったデジタル一眼レフだともっと極端に背景がボケるのだ。
こういう撮影にめいっぱい凝りたいなら、一眼レフがお薦め。
さて、液晶モニターを搭載したアイテムをモニターごと撮ろうと思って失敗したことは誰しもあると思う。実は結構難しいのだ。
まずは撮影場所の明るさ。
液晶モニターは裏からバックライトを当てて明るくしているので、常に一定の明るさを持っている。本体は周辺光を反射してるので、ボディの明るさは周辺光に左右される。
よって、暗い場所で撮ると液晶モニターが明るすぎて白飛びしちゃうし、逆に明るい場所(屋外とか)液晶モニターの明るさが足りずにモニターが暗く写るのだ。だからまず部屋の中で適度な明るさの場所を見つける。
次は照明の色。白熱灯だと、画面がやけに青っぽく写るのだ。ボディは白熱灯の赤めの色を浴びているので赤っぽくなるが、それを白く補正すると、今度は画面が青くなっちゃうのだ。
そういう意味では、昼間の室内や明るめの蛍光灯の部屋がいい。
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