ITmedia NEWS >

シャープ、“ハイビジョンダブレコ”のHDDレコーダー新製品(2/2 ページ)

» 2005年09月29日 17時42分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 2005年2月に発表された「DV-HRD300」や、2004年12月に発表されたBlu-rayレコーダー「BD-HD100」に搭載されている「メディアサークル」も備えている。メディアサークルはHDD/DVDそれぞれのメディアについて、録画中はオレンジ、再生時には青に点灯し、状態をグラフィカルにユーザーへ伝える。また、録画中の番組タイトルやHDDの容量警告などのメッセージが表示される「タイトルウィンドゥ」も備えた。

photo DV-ARW15の「タイトルウィンドゥ」と「メディアサークル」

 リモコンもキー数を従来機の66から、使用頻度の高いキーを中心とすることで47にキー数を減らした「シンプルリモコン」に変更された。また、HDDを自動検索し、消去候補をお薦め順に表示する「おすすめ消去リスト」も新たに搭載した。この「おすすめ消去リスト」は、タイトル保護なし/視聴済み/データ量が多いの順に消去候補の番組をリストアップするもので、映像のみならずBSデジタルラジオの番組もその候補に含まれる。

photo 「おすすめ消去リスト」は写真のリスト表示のほか、サムネイル表示も可能
photo 新型の「シンプルリモコン」(左)と従来からのリモコン。リモコン自体のサイズも小型化されている

 DVDドライブはDVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-RAMに対応したスーパーマルチドライブ。CPRM対応DVD-RへのVRフォーマット録画も可能だが、DVD-R DLには対応していない。EPGは地上/BS/110度CDデジタルとアナログ放送の番組表をそれぞれ切り替えて表示する。アナログ放送のEPGにはGガイドを採用し、スポーツとドラマの自動延長機能も備えた。

 デジタルインタフェースも充実しており、D4端子のほか、i.Link×2系統とHDMI×1系統を備える。i.Linkを使用してD-VHSデッキへのダビング(ムーブ)が行えるほか、D-VHSデッキから本製品のHDDへ映像を移動、編集することができる。i.LinkはHVD端子を兼用しており、対応デジタルビデオカメラで撮影した映像を本製品で取り込み/編集できる。HDMIについては1125i/750pへのアップコンバートも可能となっている。

 DV-AR12/11はDV-ARW15/12から“ハイビジョンダブレコ”を省いた普及モデル。デザインはブラック/シルバーのツートンボディに変更されているが、BSデジタル/110度CSチューナー/地上デジタルの3波対応チューナーや「瞬速起動」、HDMI/i.Linkなどのデジタルインタフェースも搭載している(DV-AR11はHDMI非搭載)。HDD容量はDV-AR12が250Gバイト、DV-AR11が160Gバイト。

photo DV-AR12

 主な仕様は以下の通り。

製品名 DV-ARW15 DV-ARW12 DV-AR12 DBV-AR11
HDD容量 500Gバイト 250Gバイト 250Gバイト 160Gバイト
チューナー 地上デジタル、地上/BS/110度CSデジタル、アナログ 地上/BS/110度CSデジタル、アナログ
ハイビジョンダブレコ ×
再生可能メディア DVDビデオ、DVD-R/-RW/RAM/+R/+RW、音楽CD、CD-R/RW、ビデオCD
HDD録画時間(地上デジタル HD) 約63時間 約31時間 約19時間
HDD録画時間(BSデジタル HD) 約44時間 約22時間 約13時間
HDD録画時間(アナログ放送 XP) 約121時間20分 約59時間50分 約37時間50分
映像DAC 14ビット/216MHz 10ビット/74.25MHz
HDV/DV入力 2系統(i.Link兼用) なし
D端子 D4×1
同軸デジタル出力 1 なし
i.Link 2系統 1系統
サイズ 430(幅)×335(奥行き)×68(高さ)ミリ
重量 約5.3キロ 約5.2キロ
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.