レビュー
» 2005年10月12日 18時53分 UPDATE

レビュー:高精細液晶+大容量HDDで快適ムービー鑑賞――クリエイティブ「Zen Vision」 (1/4)

クリエイティブメディアの「Creative Zen Vision 30GB」は、30GバイトのHDDを搭載したマルチプレーヤー。VGAという高精細な液晶で快適な映像鑑賞が楽しめるほか、CFカードスロットを備えており、ポータブルフォトストレージとしても利用できる。

[渡邊宏,ITmedia]

 クリエイティブメディアが販売を開始した「Creative Zen Vision 30GB」(以下 Zen Vision)は、30GバイトのHDDとカラー液晶を搭載し、動画/音楽/静止画/FMラジオが楽しめるマルチプレーヤーだ。

photo Creative Zen Vision 30GB。写真のブラックのほか、ホワイトも用意されている

 iPodをはじめとする音楽再生機はすっかり定着したが、動画再生機はそこまでの普及を見せていない。音楽と映像では視聴スタイルが異なるという大きな相違点はあるものの、これまでの動画再生機が、携帯利用に耐えられるほどの小型化や省電力化、ユーザーインタフェースなどを備えていたかというと、それも疑問であり、また、久しくこのジャンルには新製品が登場していなかった。

 HDDポータブルムービープレーヤーとしてはひさびさの新製品となる本製品は、果たして日常生活で“常用に耐える”製品なのか、チェックしてみたい。

小さく・軽くなった“ビデオ”Zen

 まずは外観をチェックしたい。Zen Visionは約124.2(幅)×74.4(高さ)×20.1(奥行き)ミリ、約239グラム(標準バッテリー装着時)のボディに3.7インチ(640×480ピクセル)のバックライト付き液晶ディスプレイを備える。

 見たところ少し厚めのPDAといった趣で、手にしても大きさを感じるほどではない。同容量の30GバイトHDDを搭載したiPod Photoよりはさすがに大きいが、PSPやニンテンドーDSほどの大きさではない。これならば日常的にカバンに入れておいてもさほど苦にはならないだろう。

photo iPod Photo(30Gバイト)、PSPと比較。PSPと並べていて気が付いたが、ストラップを取り付ける穴がないので、電車内で立ったまま使うというシチュエーションでは気を付ける必要がありそうだ。

 同社はWindows Mobile software for Portable Media Centers(Windows PMC)を搭載したHDD搭載ポータブルプレーヤー「Zen Portable Media Center」をちょうど1年前の2004年10月に発売しているが、この製品は3.8インチの液晶と20GバイトのHDDを搭載して、約144(幅)×80.7(高さ)×27(奥行き)ミリ、340グラム(バッテリー搭載時)というサイズ。Zen Visionのほうがスペックでは上回る部分が多いうえに、一回り以上のサイズダウンを実現しており、いまさらながら技術の進歩に驚かされる。

 液晶の右側には各種操作ボタン、上部には音量/電源ボタン、右側面にはヘッドフォン/AVアウト/電源の各端子を備える。USB端子は底面だ。設けられている操作ボタンは上から「メニュー/戻る」「オプション」、十字キーの「ナビゲーション」「決定」、「再生/一時停止」「早送り/早戻し」となっている。

photo 液晶の右側に並ぶ操作ボタン。上から2つめの「オプション」ボタンを押せば現在表示している画面に関連した操作項目が現れる。Windows OSの右クリック操作に相当する

 HDD容量は名前の通り30Gバイトで、音楽ならば1万5000曲、動画ならば120分の保存が行える(WMA 64kbpos/MPEG4-SP 500kbpsの場合)。本製品ならではの特徴として、CFカードスロットを持つ点が挙げられる。CFカードに記録されたファイルを本体のHDDにコピーするほか、転送されたファイルがJPEGあるいはAVIの場合、本体の液晶で内容を確認することもできる。

 背面には取り外し可能なバッテリーを搭載し、最大で音楽なら約13時間、動画なら約4時間半の連続再生が行える。オプションで用意されている大容量バッテリーを利用すればそれぞれの再生時間を約2倍に延長することもできる。

photo 標準バッテリーは非常に薄い

動画再生は幅広いファイルタイプに対応

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