対応するファイル形式は、音楽ファイルがMP3/WMA(Windows DRM対応)で、動画ファイルがMPEG-1/2/4(MPEG-4 SP)/WMV9/Motion JPEG/DivX 4/5/Xvid。JPEG形式の静止画も表示することができる。
転送についてはCFカード経由を除いて、添付ソフト「Creative メディアエクスプローラ」を利用することが推奨されている。このCreative メディアエクスプローラはインストールするとWindows OSのエクスプローラと一体化し、「マイコンピュータ」からメディアファイルの転送やプレイリストの作成、オーディオCDからのリッピングなどの各種操作が行える。
PC内部にある動画ファイルをZen Visionで視聴するためにはCreative メディアエクスプローラを起動後、「メディアをインポート」で対象となるファイル(フォルダ)を指定する。しかし、この手順はファイルをそのまま転送するため、本製品の再生能力を超えたファイルは転送時にエラー表示が出てしまう。
どのファイル形式について、どれくらいの解像度/ビットレートがそのまま再生できるかについては同社からサポート情報として公開される予定となっている。いくつかのファイルを試してみたが、明確な条件は探し出せず、WMVよりもMPEP-1/-2、MPEP-1/-2よりもDivX/XvidなどMPEG-4系の方が大きな(解像度/ビットレートが高い)ファイルの転送が可能であるという程度しか分からなかった。
DivXについては640×480ピクセル/1Mbpsのファイルが再生可能であることが確認できたが、Creative メディアエクスプローラには動画ファイルを本製品で再生可能なWMVファイルに変換する「ビデオ変換」の機能が用意されているので、基本的には転送する前にビデオ変換を行う方が無難だろう。
「ビデオ変換」では変換後の品質を3段階に調整可能で、それぞれの予想ファイルサイズも表示される。1.39GバイトのMPEG-2ファイルを変換したところ、最高画質(解像度320×240、30fps、ビットレート855kbps)では176MバイトのWMVファイルに変換された。この解像度はWindows MTP(Media Transfer Protocols 関連記事)の規定によるものなので、高解像度/高ビットレートのビデオファイルを転送したい場合には、同社からの情報提供を待つか、試行錯誤することになりそうだ。
Windows Media Playerから動画ファイルを転送すること可能だ。上記の転送方法でエラーが表示されたファイルも転送自体は可能だが、再生することはできない。
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