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高精細液晶+大容量HDDで快適ムービー鑑賞――クリエイティブ「Zen Vision」レビュー(3/4 ページ)

» 2005年10月12日 18時53分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 こうしてファイルを転送し、本体上部の電源スイッチを入れた後に現れるメインメニューから「ビデオ」を選択すれば動画、「ミュージック」なら音楽、「フォト」ならJPEG画像が楽しめる。基本的には十字キーで項目選択、十字キー中央のボタンで決定となっており、直感的な操作が行える。

photo メインメニュー

 「ビデオ」を選択すると、「ビデオ」「テレビ」「インポートファイル」「最近見たビデオ」という項目が現れる。Creative メディアエクスプローラ(もしくはWMP)から転送したファイルを見たい場合には「ビデオ」から選択する。「テレビ」と「インポートファイル」は、それぞれWindows XP Media Center Editionで録画したファイル/CFカードから本体HDDへ格納したファイルを見たい場合に使用する項目だ。

photo 再生中の画面

 動画の再生中に十字キー、あるいは再生/一時停止、早送り/早戻しボタンを押すとプログレスバーが現れ、十字キーの左右か早送り/早戻しボタンで、早送り/早戻しが行える。キー入力に対する反応も機敏で、ほぼ右手だけで視聴中の操作が完結するのだが、音量調節だけはボタンが上部にあるためにどうしても左手を添えることになる。ビデオ再生中だけでも、十字キーの上下に音量調節機能を割り振っても良かったのではないかと思う。

photo 音量調節をする際には、手をこのように添えることになる

 画質は非常に良好。640×480ピクセルという高精細な液晶を搭載していることもあり、高解像度のファイルを表示させた際の解像感の高さは特筆モノだ。字幕の表示も鮮明で、映画やニュース番組なども十分楽しめる。視野角はあまり広くなく、45度を超えるあたりから本来の色彩で見えなくなるのだが、電車内でも見ることも想像できるので、これくらいが適切な視野角ともいえる。

photo これくらいの角度で見えなくなる

 音楽についても再生方法は動画とほぼ同じだ。メインメニューの「ミュージック」に用意された「プレイリスト」「アルバム」「アーティスト」「ジャンル」などから十字キーで聞きたい項目を探すことができるほか、画面右にはアルファベット順でアーティスト/アルバム/曲を検索できるインタフェースが設けられており、大量の楽曲が収納されている場合でも辞書を引くような感覚で検索が行える。

 プレイリスト作成機能やランダム再生を行う「オートシャッフル」なども用意されており、iPodなどの音楽専用プレーヤーと比較しても遜色のない操作性を備えているのだが、検索インタフェースがアルファベットベースであり、日本語名のアーティスト/アルバム/曲名が検索対象になっていないのは残念だ。

photo 検索インタフェースに日本語(50音)がないのは残念

デジ一眼と持ち運びたいフォトビューワ機能

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