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エバグリの学習リモコン「EG-LR500F」でカスタマイズにハマるレビュー(2/4 ページ)

» 2005年11月02日 23時58分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 各メーカーのリモコン信号が豊富にプリセットされている点も同機の特徴。しかし、これはあまりアテにしないほうがいい。国産のプリセットリモコンと違い、日本では製品を販売していないメーカーも多いうえ、DVDレコーダーなどの新しい製品分野は不足している。むしろ、ボタンレイアウトを先に固めてしまい、必要なボタンだけを手作業で学習させるほうが効率的だ。

 オススメは、「PC上でレイアウト」→「リモコンに転送」→「各ボタンを学習」という手順。リモコン本体のGUIも悪くないが、マウスとキーボードのほうが絶対に早い。

photo 学習の時は、オリジナルのリモコンをEG-LR500Fの“お尻”にある学習用ポートに向けてボタンを押す。この点もEG-LR200と同じだ

 CD-ROMに入っているのは、専用ソフト「RemoteComm」、アイコン編集ソフト「Icon Editor」、ドライバなど。RemoteCommの機能は幅広く、リモコンの各種設定から画面レイアウト、リモコン信号の学習、バックアップといった作業がすべてPC上で行える。英語表記のため、最初は戸惑うかもしれないが、詳細な説明書も付いているから迷うことはないだろう。

 RemoteCommには、リモコンをシミュレートする画面と、エクスプローラ風のページ一覧画面が用意されている。操作はいたって一般的で、リモコン画面でボタンの配置やサイズを決めてレイアウト完了。次に各ボタンをクリックしてプロパティ(のような)画面を表示し、ボタンに入れる文字やアイコンを指定していくだけだ。

 ボタンサイズの変更はマウスのドラッグで行えるし、エクスプローラ風の画面から手をくわえたいデバイスやページを直接指定できるため、作業効率はいい。以前レビューした「EG-LR320」の付属ソフトウェアより、格段に使いやすいと感じた。

photo ボタンにアイコンを設定しているところ。テキスト入力も可能だが、この画面から直接入力できるのは英数字のみ
photo ボタンをクリックするとポップアップする設定画面。リモコンコードが設定されていると「IR Code View」という赤外線信号のイメージも表示される

マクロでポン!

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