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エバグリの学習リモコン「EG-LR500F」でカスタマイズにハマるレビュー(4/4 ページ)

» 2005年11月02日 23時58分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 一方の「Icon Editor」は、ボタンに貼り付けるアイコンを編集するソフトだ。外観と機能は、昔ながらの“お絵かきソフト”風で、ペンツールや消しゴムツール、バケツツールなどを使ってアイコンを作成する。

 テキストツールを使えば、キーボード入力した文字をアイコンにすることもできる。また、好きな画像をペーストすることも可能。あらかじめ解像度を合わせ、白黒二値にした画像を作成して、Icon Editorにコピペすればいい。出来上がったアイコンをユーザーライブラリに保存しておけば、Remote Commのボタン設定から呼び出せる。

photo というわけで、弊誌のロゴをボタンにしてみた。あまり意味はないけど……

 EG-LR500Fは「日本語のボタンも作成できる」のが1つのウリだ。ただし、日本語を直接入力できるわけではなく、Icon Ediorで日本語テキストをアイコン(ビットマップ)に変換すると、リモコン画面に表示できるというわけ。

 実際に作ってみると、これが意外と難しい。サイズに合わせてキッチリ作ったつもりでも、RemoteCommでボタンに貼り付けると表示されなかったり、リモコン本体に転送すると表示できなかったりする。

 文字数の目安は、最も大きな48×23ピクセルのボタンの場合で全角5文字×2行程度だが(半角を使えば結構な文字数になるが、当然カタカナになってしまう)フォントやフォントサイズ、文字の間隔などに左右されるのか、表示できないことも多い。このあたりソフト側で、もう少し分かりやすくしてほしい。

 EG-LR500Fの課題は、やはり値段が高いことと、ソフトウェアの一部使い勝手だろう。しかし、ハードウェアには必要十分な機能があり、なにより自分好みのリモコンを作りたいという欲求に応える自由度を持っている。内蔵フラッシュメモリは1Mバイトだから、カスタマイズしまくっても、まず不足することはない。

 たとえば、PCの操作に慣れていて、デスクトップのカスタマイズに凝った経験がある人……そういう人には、きっとツボにはまってしまう学習リモコンだ。

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