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“脱臭力”50〜150倍、富士通ゼネラルの家庭用脱臭機

» 2005年11月07日 22時11分 公開
[ITmedia]

 富士通ゼネラルは11月7日、家庭用脱臭機「DAS-30P」を発表した。12月上旬発売予定で価格はオープン。店頭では5万円前後で販売される見込みだ。

photo 家庭用脱臭機「DAS-30P」。12月上旬発売予定で価格はオープン。店頭では5万円前後で販売される見込みだ

 臭いの成分や臭いの強さに応じた脱臭を行う「3ステップ脱臭方式」を採用した。ペットの糞尿などで急激に発生した高濃度臭気は、まず複合金属酸化触媒ハニカムフィルターで分解。次に「UVデオドラント ユニット」で、オゾンによる酸化分解や光触媒を使った光脱臭で臭いを分解する。さらに、空気中に微弱なオゾン(0.01〜0.02ppm)を放出して、壁などにしみついた付着臭も除去するという仕組み。「従来の空気清浄機“ACS-24NVU”と比べ、糞便臭で50倍、ペット・し尿臭で150倍、生ゴミ臭で150倍の脱臭能力を実現した」(同社)という。

photo UVデオドラント ユニットは、3つの波長の紫外線を発光できるUVランプを搭載した。波長185ナノメートルの紫外線はオゾンを生成し、臭気を酸化分解。波長365ナノメートルは光触媒プレートを活性化させて光脱臭。254ナノメートルの波長で除菌する

 メンテナンス性の向上も特徴だ。たとえば集塵フィルターは水洗い可能。また触媒フィルターは、12時間ごとに加熱して吸着した臭いの分解を促すことで、フィルターを自動的に再生する。このため、全てのフィルターが交換不要になった。

 そのほかの主な仕様は下記の通り。

機種名 DAS-30P
脱臭方式 UVオゾン+複合ハニカム
適用床面積 20畳まで(〜33平方メートル)
消費電力 最大35ワット(フィルター再生運転時)、8ワット(静音運転時)
外形寸法 274(幅)×215(奥行き)×653(高さ)ミリ
重量 6.4キロ
付属品 リモコン
価格 オープン(5万円前後)

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