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NECアクセステクニカ、4ポート装備のコンパクトな11a/b/g対応無線LAN子機

» 2005年11月24日 14時51分 公開
[ITmedia]

 NECアクセステクニカは11月24日、イーサネットポートを4基搭載した802.11a/b/g対応の無線LAN子機「AtermWL54SE」を発表、同日より販売を開始した。単体でも販売されるほか、ワイヤレスルータ「AtermWR7850S」「AtermWR6650S」とのセットモデルも用意され、価格はいずれもオープン。

 実売想定価格はAtermWL54SEが1万2800円、AtermWR7850Sとのセットモデル「AtermWR7850Sワイヤレスセット」が2万1800円、AtermWR6650Sとのセットモデル「AtermWR6650Sワイヤレスセット」が1万8800円。

photo AtermWL54SE

 新製品はDVDレコーダーやゲーム機など、ルータと離れた場所に配置されることが多いネットワーク対応機器をワイヤレスで接続することができる無線LAN子機。10BASE-T/100BASE-TXを4ポート搭載しながらも基板の実装密度を高め、高さ97ミリ(縦置き時/本体のみ)というコンパクトなボディを実現した。

 無線LANインタフェースは802.11a/b/gのトリプルバンド対応で、11aについてはW52/W53の新チャンネルにも対応する(従来チャンネルJ52にも対応)。セキュリティ機能としてはSSID、WEP(64/128/152ビット)、WPA-PSK(TKIP/AES)ESS-IDステルスを備える。

 同社無線LAN製品の特徴でもある「らくらく無線スタート」にも対応しており、本体側で1回、アクセスポイント(ルータなど)側で2回のボタン操作を行うだけで無線LANの接続設定が行える。また、セットモデルは出荷時点で設定が完了しており、イーサネットのコードを差し込むだけで使用開始できる。

 本体サイズは26(幅)×130(奥行き)×97(高さ)ミリ、約200グラム。イーサネットのポート数が増えた影響で、既存の同社製無線LAN子機「AtermWL54TE」よりも奥行きは長くなったが(AtermWL54TEは2ポート)、ACアダプタはよりコンパクトになった。親機から一度IPアドレスを学習したら無線LANが切断されるまで開放されないようMacクローニングが強化されるなど、細かな部分にも改良が加えられている。

photo

 側面の半透明パネル「着せ替えパネル」の下には「おめかシート」として写真やイラストを挟み込んでおくことができる。おめかシートは同社Webサイトからダウンロードも可能。セットモデルの初回出荷6000台については、標準カラー(ミントグリーン)のほかに、アクアブルー/クリアーグレイ/サンセットオレンジの着せ替えパネルがいずれか一枚付属する。

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