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デジ・アナ同時録画対応の“スゴ録”新フラッグシップ「RDZ-D90」レビュー(2/8 ページ)

» 2005年11月30日 13時41分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 下部のカバーを開けると、最近では珍しいくらい操作ボタンが並んでいる。また、S端子を含むAV入力端子を備えるほか、ハイビジョンDVカメラからのダビング(HDV1080i)をサポートするDV入力端子も装備。メモリースティックスロットとUSBポートも備え、メモリカードからの静止画再生や取り込みにも対応している。

photo 前面下部のカバーを開けると、所狭しと操作ボタンが並ぶ。「XMB」(クロスメディアバー)は、方向ボタンでほとんどの操作が可能なほか、映像出力信号まで切り替え可能なのは珍しい
photo 右側にはBCASカード、メモリースティックスロット、ハイビジョン対応のi.Link端子、USBポートなどがならぶ

 フラッグシップモデルらしい特徴といえるのが、アナログオーディオ処理部専用に用意された「アナログオーディオ回路専用安定化電源」と「極性表示つきOFC電源ケーブル」、そして外部からの振動を低減する「偏心インシュレータ」といったオーディオ機器的なコダワリ装備だ。スペックだけではわからない部分だろう。

軽快に動作する「XMB」と最適化されたリモコン

 まずは基本の操作性に触れていこう。ユーザーインタフェースは「PS2」のそれから発展したクロスメディアバー、通称「XMB」で、スゴ録では「RDZ-D5」に続いて採用された。リモコンのスティックで4方向に項目選択を行うだけでほとんどの操作が行えるうえ、レスポンスは極めて良い。「PSX」でもお馴染みなので、基本的な操作性に関しては詳しく説明するまでもないだろう。

photo 「スゴ録」ではRDZ-D5から採用された「XMB」
photo チャンネル操作や録画番組の選択はもちろん、入力切り替えや設定操作もすべてリモコンの「ホーム」ボタンを押し、スティック操作だけで行える

 リモコンも「XMB」に最適化されたタイプだ。中央部にスティックを備え、このスティックをとり囲むように配置された5つのボタンだけでかなりの操作をカバーする。再生時には、スティックをセンターで押して一時停止/再生、左右で早戻し/早見再生、一時停止中は左右がコマ送り再生にもなる。下部に再生系のボタンも備えているが、日常的にはスティック操作だけで十分だ。また放送メディアの切り替えボタンもスティック部の直上にあり、親指が余裕で届く範囲で日常的な操作はまかなえる。

photo 中央部にスティックを装備する「XMB」に最適化されたリモコン。スティックと周囲の円内に配置されたボタンだけでほとんどの操作が行える。カバー内には、主に手動録画やDVDビデオ再生時に利用するボタンが配置されている

アナ・デジ同時録画と進化した「おまかせ・まる録」

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