下部のカバーを開けると、最近では珍しいくらい操作ボタンが並んでいる。また、S端子を含むAV入力端子を備えるほか、ハイビジョンDVカメラからのダビング(HDV1080i)をサポートするDV入力端子も装備。メモリースティックスロットとUSBポートも備え、メモリカードからの静止画再生や取り込みにも対応している。
フラッグシップモデルらしい特徴といえるのが、アナログオーディオ処理部専用に用意された「アナログオーディオ回路専用安定化電源」と「極性表示つきOFC電源ケーブル」、そして外部からの振動を低減する「偏心インシュレータ」といったオーディオ機器的なコダワリ装備だ。スペックだけではわからない部分だろう。
まずは基本の操作性に触れていこう。ユーザーインタフェースは「PS2」のそれから発展したクロスメディアバー、通称「XMB」で、スゴ録では「RDZ-D5」に続いて採用された。リモコンのスティックで4方向に項目選択を行うだけでほとんどの操作が行えるうえ、レスポンスは極めて良い。「PSX」でもお馴染みなので、基本的な操作性に関しては詳しく説明するまでもないだろう。
リモコンも「XMB」に最適化されたタイプだ。中央部にスティックを備え、このスティックをとり囲むように配置された5つのボタンだけでかなりの操作をカバーする。再生時には、スティックをセンターで押して一時停止/再生、左右で早戻し/早見再生、一時停止中は左右がコマ送り再生にもなる。下部に再生系のボタンも備えているが、日常的にはスティック操作だけで十分だ。また放送メディアの切り替えボタンもスティック部の直上にあり、親指が余裕で届く範囲で日常的な操作はまかなえる。
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