デジ・アナ同時録画対応の“スゴ録”新フラッグシップ「RDZ-D90」：レビュー（5/8 ページ）

[坪山博貴，ITmedia]

　「おまかせ・まる録」の予約一覧はシンプルとなり、通常予約との録画時間重複なども反映されて、実際に録画可能な番組のみが表示されるようになった。実際にどの番組が録画されるのか、という意味では把握が容易になったわけだ。気になるのは、一覧時にフォーカスしている予約しか番組名が表示されない点で、これは録画番組一覧のように一覧表示されているすべての録画予約の番組名を表示してほしいところだろう。

「おまかせ・まる録」の予約一覧は実際に録画される番組の一覧になり、どの番組が録画対象なのかは把握しやすい。反面フォーカスした予約しか番組名が分からないのはちょっと不便だ

　なお、「おまかせチャプター」機能はデジタル放送の録画時も利用可能だった。本編内にチャプターが設定されてしまう場合もあったが、本編とCMの切替部分にはほぼ100%ともいえる確率でチャプターを設定してくれる。地上波デジタル放送の録画では非常に有用だろう。

デジタル放送のEPGはラテ欄式

　通常の録画予約を行う電子番組表（EPG）は、デジタル放送ではラテ欄形式（新聞などのラジオ・テレビ欄を模したスタイル）を採用。1/2/4チャンネル表示が可能で、ワンタッチで切り替えができる。

デジタル放送のEPGは、4チャンネル×3時間（写真）、2チャンネル×2時間、1チャンネル×1時間の3段階に切り替え可能。ただし地上波デジタル放送のように1つの放送局が複数チャンネルを持っている場合、最大でも実質2チャンネルしか表示されない場合もある。なお、予約録画済み番組も把握可能だ

　一方、地上波アナログ放送は従来のスゴ録と同様「Gガイド」を採用し、表示も一列表示で一覧性に長けた方ではない。操作レスポンスは結構良いのだが、そろそろこれはないだろう、という印象も受ける。どちらといえば、検索機能や「おまかせ・まる録」の一覧から通常予約を行うほうが楽そうだ。

地上波アナログ放送の電子番組表は従来通り。時間帯別、チャンネル別といった表示も可能だ