リアルタイムに番組表が更新されるデジタル放送は「番組追従」機能によって放送時間の変更に対応するが、地上波アナログ放送にも「連ドラ延長」機能がある。たとえば、最近は連続ドラマの初回や最終回で放送時間が拡大されることも多いが、ちゃんと追従してくれる。またプロ野球中継などの延長による番組放送時間の順延には、影響を受ける可能性のある番組の録画予約時に警告を行い、ユーザーが30分単位で録画終了時間を延長することで対応した。自動的に延長を行わないのは、ほかの録画予約と重複する場合にどちらを優先するか、ユーザーに委ねるといった意図があるのだろう。自動で対応することはロジック的に難しくないからだ。
もちろんユーザーインタフェースにも工夫が凝らされている。デジタル放送でも地上波アナログ放送でも、ドラマなど毎週放送される可能性のある番組を録画予約しようとすると、ちゃんと毎週録画にするかどうかを尋ねてくる。さらに「連ドラ延長」を有効にするかも確認するため、ウィザードに従うだけで高度な予約録画機能を使いこなせるのだ。
番組検索に便利な「気がきく!録画辞典」も当然採用している。1つのキーワードから表記が異なる同義語や、関連用語による番組検索も可能で、検索範囲をどこまで広げるかをデータベースの切り替えで指定できる。たとえば「小事典」なら、同義語を検索、「中辞典」なら著名人の人名から代表作品た出演番組を見つけ出す。さらに「大辞典」なら、設定したキーワードから連想されるキーワードでも検索、といった具合だ。
また検索結果から自動録画を行うことも可能。その際、通常の予約録画より優先されることはないようになっており、さらに放送波の優先順位(アナログ地上波、地上デジタル、BS、CS)を設定しておくこともできる。ただし、チャンネルの優先順位などは設定できないので、高度な検索機能として利用した方が便利な場合も多いだろう。
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