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ソニー、デジタル放送の伝送が可能な「ルームリンク」新製品

» 2006年01月06日 16時18分 公開
[ITmedia]

 ソニーは1月6日、ネットワークメディアプレーヤー「ルームリンク」の新製品となる「VGP-MR200」を発表した。新たにDTCP-IP(Digital Transmission Contents Protection over IP)をサポート。デジタル放送の伝送を可能にしたほか、著作権保護(WM-DRM10)された動画コンテンツの伝送および再生にも対応する。価格はオープン。店頭では2万5000円程度になる見込みだ。

photo 「ルームリンク」の新製品「VGP-MR200」。IEEE 802.11b/g無線LANを搭載

 ネットワークメディアプレーヤーがDTCP-IPをサポートしたのは初めて。デジタル放送対応のVAIO(「VAIO Media Ver.5.0」が必要)と連携して、コピーワンス番組を伝送/視聴できる。たとえば、書斎に置いたVAIOで録画したハイビジョン番組を、ネットワークを介してリビングルームのテレビで視聴するといった使い方ができる。もちろんDLNAガイドラインにも対応予定だ。なお、VGP-MR200はIEEE 802.11b/g対応の無線LANを内蔵しているが、無線LANの場合は伝送速度の制限によりSD画質にダウンコンバートすることになる。

photo 動画再生画面

 また、「Windows Media Connect」との連携により、Windows Media DRM10を使用する動画配信サービス(ソニースタイルの「Moviesquare」など)のコンテンツをネットワーク経由で再生できるようになった。ただし、ストリーミングには非対応だ。

 デコードチップには、米Sigma Designsの「EM8620L」を採用。再生できるファイルは、MPEG-1、MPEG-2、WMV、DV-AVI、HDV(カムコーダーから取り込んだビデオ)、音楽ファイルがATRAC 3、ATRAC 3plus、WAVE、MP3、WMA、静止画はJPEG、Gif、PNG、TIFF、BMPとなっている。なお、動作保証対象外となるが、DivX動画の伝送および再生も可能だ。

 映像出力端子は、D3端子(1080i)のほか、S端子とコンポジットビデオが各1。音声出力には光デジタル(角形光ジャック)とステレオピンジャックを備えた。外形寸法は、215(幅)×145.5(奥行き)×33.5(高さ)ミリ。重量は約800グラム。リモコンとACアダプタ、イーサネットケーブル(5メートル)などが付属する。

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