プレーヤーを大量に展示しているBDAに対し、HD DVDのプロモーションを行う「HD DVDプロモーショングループ」のブースは地味な感が否めない。499ドルという“マジックナンバー”を持つ東芝「HD-A1」や、その上位機種となる「HD-AX1」はもちろん展示されているのだが、そのほかに家庭用プレーヤーを展示している企業が、LG ElectronicsとTHOMPSONだけとややさみしい。
しかし、ブースにはHPがWindows XP Media Center Edition 2005を使用したメディアセンターPC「Digital Entertainment Center with HD DVD」や、東芝/HP/AcerがHD DVDドライブを搭載したノートPCを出品しているほか、ULEADがHD DVDビデオ再生ソフトをデモするなど、PCでの活用を提案する展示が目立った。
HD DVDビデオパッケージの展示もされていたが、あまり大きなアピールはされておらず、TSSTのベアドライブ(41ミリ厚/12.7ミリ厚/9.5ミリ厚の3種類が展示されていた)やブランクメディアの展示にスペースが割かれている。リビングで利用する家電としてのスタイルを前面に押し出したBDAの展示とはかなり印象が異なる。
展示内容は、PCでの利用をかなり強く意識した内容で、東芝とHPの製品が目立つが、これはHPが2005年の12月にHD DVDプロモーショングループに参加したことも影響しているのだろう。とはいえ、やはり大型ディスプレイを利用してのHD DVDビデオ再生デモには黒山の人だかり。「チャーリーとチョコレート工場」「ハリー・ポッター」など人気作品のリリースが決定しているだけに、画質が気になる人は多いようだ。
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