無線LAN経由で見る映像は、十分にテレビといえる画質だ。映像ビットレート(設定の「レート」)は1から5までの5段階あり、少なくとも3以上ならPSPの画面で十分な解像感を維持できる印象だった。ちなみにデジタルCATVの番組(コピーワンス放送)も問題なく伝送&視聴できた。
画面モードは「ノーマル」「フル」「ズーム」「オリジナル」から選択可能。操作性はUMDビデオなどと基本的に同じで、「△」ボタンでメニュー画面が表れるほか、「□」ボタンでリモコンの表示、「SELECT」で入力切替など、一部の機能はダイレクト操作にも対応する。
ネットワークを介してリモコンコードを伝送できるのもロケーションフリーTVの特徴だ。画面に表示した汎用的なリモコン画面を操作すると、LF-PK1に接続された「AVマウス」から赤外線信号を外部機器に向けて発信する仕組み。PSPの場合は、事前にリモコンデータをメモリースティックDuoにダウンロードして使用する形で、これには各社のDVDレコーダーやCSチューナーなどのリモコンコードが含まれている(情報はこちら)。
ちょうど手元にあったソニー「スゴ録」(RDR-AX75)のほか、パイオニア「DVR-720H」や東芝「RD-X4EX」で試してみた。スゴ録以外はリモコン動作の確認済み情報に載っていない機種だが、基本的な動作は可能だ。実際に使ってみると、CMスキップボタンなど細かい機能はないものの、十字の方向キーや「決定」「メニュー」「戻る」「番組表」などDVDレコーダー独特のボタンもしっかりカバーされていた(機種によって異なる)。
ただ、初めて使うときは少し戸惑うかもしれない。無線LANを介しているぶん、操作はワンテンポ……いやスリーテンポくらい遅くなるほか、ボタンの配置や表記が純正リモコンと異なる。また、「PSPの方向キーでリモコンの方向キーを操作する」という手順も、慣れるまで少し時間がかかった。方向キーとPSPのハードウェアキーを1対1で対応させれば使い勝手は良くなりそうだが、AV機器のリモコンに比べるとPSPのボタンは圧倒的に足りないので、これは仕方のない部分だろう。
さて、LF-PK1が手に入ったら、どうしてもやってみたかったことがある。サードパーティ製の防水ジャケットをPSPに装着し、ワイヤレスのお風呂テレビにするのだ。
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