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シャープ、脱臭機能を約10倍に強化した「愛情ホット庫」新製品

» 2006年01月23日 12時08分 公開
[ITmedia]

 シャープは、あたたかい料理をそのまま保存できる「愛情ホット庫」搭載冷蔵庫の新製品として「SJ-HV46K/HV50K」の2モデルを発表した。2月6日に発売する予定で、価格はオープンプライス。また、脱臭機能を大幅に強化した点も特徴だ。

photo 「SJ-HV46K」(左側2つ)と「SJ-HV50K」(右)。それぞれ「ステンシルバー」と「ステンブラウン」の2色を用意した

 新製品は、460リットルと501リットルの2タイプ。それぞれ「ステンシルバー」と「ステンブラウン」の2色を用意した。今回の新製品により、「愛情ホット庫」シリーズは3機種にラインアップを拡充したことになる。

 「愛情ホット庫」は、あたたかい料理をそのまま保存する“55/60度の保温室”としては利用できるほか、冷凍食品を包丁のサックリ入れやすい温度帯に解凍する“解凍室”(約-8度)、熱い食品やお茶を急速冷却できる“あら熱とり”機能、“冷凍室”(約−15〜−17度)、ワイン保存(約8度)、チルド室(約0〜2度)、冷蔵室(約3〜5度)など多目的に利用可能。「1台で冷凍〜解凍〜再冷凍がおいしさを損なうことなくできる、業界初の冷凍・解凍システム」(同社)。

 また脱臭機能では、従来の「ハニカム低温脱臭触媒」にくわえ、新たに「ターボナノ脱臭触媒」を搭載して「デュアル脱臭システム」とした。ハニカム低温脱臭触媒では、自然循環による冷蔵庫内の冷気の流れを利用して脱臭フィルターを通った冷気を脱臭していたが、ニオイを取り除くのに時間がかかり、庫内全体の脱臭はできなかった。

 これに対して新製品では、専用ファンによって冷気を強制的に循環。また扉の開閉回数を1時間ごとに1週間分記憶・分析するプログラムにより、1日の中で最も開閉回数が多い時間帯に冷気を強制循環させてニオイを取るという。これにより、脱臭能力は従来比約10倍(住化分析センターの試験による)。約30分で約98.5%のニオイが除去できるという。

photo 専用ファンによって冷気を強制的に循環させて脱臭を行う
photo 試験結果。赤いラインが新製品の「デュアル脱臭システム」だ

 外形寸法は、460リットルタイプの「SJ-HV46K」が750(幅)×641(奥行き)×1830(高さ)ミリ。501リットルタイプの「SJ-HV50K」が800(幅)×641(奥行き)×1830(高さ)ミリとなっている。

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