古い写真を発掘してテーブルの上に置き、斜めから撮影(この角度じゃないと天井の照明の影ができちゃうのだ。室内だとよくある)。それに「退色補正」機能をかけると、矩形を自動的に切り出し(元の写真がたわんでいたので歪みは残ってしまったが)、自動カラー補正がかかった。
補正結果は1600×1200ピクセルサイズ。ディテールの補正はやや甘くて凸凹してしまったが、確かに元の写真より鮮やかな色にしてくれた。再生機能には撮影時のビジネスショット(名前に撮った矩形のものを補正する)に相当する「アングル補正」もある。後で補正できるのはとても便利。
なお、ベストショットには専用のBSボタンが用意されている。BSボタンを押すとベストショット選択の画面になる。この中に「オート」や「動画」もあり、事実上「撮影モード選択メニュー」だ。
ではZ600のデジカメとしての基本性能を見ていこう。
起動は実測で約1.6秒とかなり快適。全体に動作はきびきびしており、特に再生時のコマ送りはむちゃくちゃ速くて快適だ。
レンズは沈胴式の3倍ズームで38〜114ミリ相当。F2.7〜5.2。この辺は前モデルと同じだ。CCDは1/2.5インチの600万画素を採用している。
撮影最短距離はノーマル時はズーム全域で40センチから。マクロモード時はワイド端で15センチ。ノーマル時も自動的にマクロの距離までスキャンしてくれる「オートマクロ」機能が働くので、普段の撮影では通常のAFモードにしておけばいい。しかし、イマドキのデジカメとしては15センチというのはちょっと長め。もうちょっと寄りたい。
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