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松下、家庭用フォトプリンタ2機種を発売

» 2006年02月14日 17時31分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は2月14日、「LUMIX」シリーズのコンパクトデジカメ3機種のリリースに合わせ、家庭用の昇華型プリンタ「KX-PX10/PX1」を発表した。いずれも3月10日発売予定で、価格はオープン。店頭ではKX-PX10が1万8000円前後、PX1は1万3000円前後になる見込みだ。

photo PictBridge対応プリンタ「KX-PX1」

 両機の違いは、主にSDカードスロットの有無とPictBridgeへの対応。KX-PX1は、デジカメとUSB接続してダイレクトにプリントできるPictBridgeをサポート。もちろんPCとの接続にも対応する。

 一方のKX-PX10はSDカードスロットと映像出力端子を備え、テレビに接続して画面を見ながら操作できるのが特徴だ。2つのCPUを搭載しており、画像のプリント中でも、次のプリント指示や編集、スライドショーなどが行える。またPictBridge端子も備えた。

photo 「KX-PX10」はSDカードスロットを搭載。テレビ画面で操作できる

 両機種とも熱昇華転写記録方式で、プリントエンジンや冷却システムの構造を見直した新設計により、従来機の「KX-PX100」と比較してプリント時間を約53%短縮。L版サイズプリント時なら、1枚あたり約58秒となった(画像展開および転送時間含まず)。

 また、「KX-PX100」から採用された自動画質補正技術「ビビッドトーン」がさらに進化。逆光で暗くなった部分だけを補正する「暗部補正」、空の色や人肌をイメージに合わせて補正する「記憶色補正」にくわえ、高感度撮影の画像などに有効な「ノイズリダクション」を追加。さらに、同時に発表した「LUMIX」新シリーズとの組み合わせなら、「美肌」「夜景」「高感度情報」といったデジカメの撮影情報を活用して、プリント結果を最適化する機能もある。

 このほか、撮影画像にフレームやスタンプを追加して印刷する「いろいろプリント」、昇華型としては初の「ワイド(16:9)プリント」などをサポート。フレームはハート枠や分割など12種類、スタンプは69種類、カレンダーは12パターンが用意されている。なお、ワイドプリントには別売のワイドサイズ用ペーパーカセット(KX-PVPW1)とワイドサイズプリントセット(KX-PVMS20W)が必要になる。

 フットプリントは両モデル共通で、173(幅)×131(奥行き)ミリ。高さはPX10が56ミリ、PX1は47ミリとなっている。重量はPX10が約930グラム、PX1が約800グラムだ。

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