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第42回 ブレとボケの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/5 ページ)

» 2006年02月23日 15時51分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 ひとつは「ISO感度を上げる」こと。感度を上げるとCCDに当てる光の量を減らしてもよくなるので、シャッタースピードを上げられる。ISO感度が100だと1/20秒というシーンでも、200に上げると1/40秒で撮れるようになるのだ。ISO400だと1/80秒。

ISO100で1/7秒。さすがにブレました
ISO400に上げて1/35秒で撮影。これなら慎重に撮ればブレずにすみます

 もうひとつは、できるだけ広角で撮るということ。広角の方がブレにくいのだ。多少被写体が小さくなっても、大きく撮ったことでブレるよりはいいでしょう。

 ISO感度を上げると一般に画質は低下する。CCD自体が持っている感度は決まっているので、それより高い感度で撮るとどうしても画質が落ちちゃうのだ。

日陰だったので望遠で撮るとどうしてもブレちゃうツクツクボーシ
そういうときはフラッシュを焚いてみよう。手ブレがない写真を撮れる

 最近はISO感度を高めにセットできるデジカメが増えているが、それはこういう理由。高感度で撮ればそれだけブレを防げるのだ。

 ISO感度を上げたときの画質は機種によって違うし、画質が劣化しても気にならない被写体もあれば、気になる被写体もある。

 なお、細かいブレは液晶モニターだとわかりづらいもの。やばいかな、と思ったら、再生モードで拡大表示をし、ブレてないか確認しよう。

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